第64回お花見レガッタ

2015/03/28,29
埼玉県戸田ボートコース

3月28日(土),29日(日)に行われましたお花見レガッタに以下のクルーが出漕いたしました。

男子シングルスカルA (瑞鶴)
S: 軽部 一信
男子シングルスカルB (INTREPID)
S: 西田 丞緯
男子クォドルプルA (白鳳)
C: 渡辺 鷹志
S: 川口 奎人
3: 宮田 優
2: 岡島 慶太
B: 西村 昂輝
男子クォドルプルB (朱龍)
C: 福谷 一将
S: 長谷川 遼
3: 藤田 穣圭
2: 能 泰雅
B: 古橋 恒太
男子クォドルプルC (鳴鳳)
C: 増田 裕樹
S: 吉田 航己
3: 福田 稔樹
2: 長坂 英朗
B: 杉村 虎祐
女子ダブルスカル (CHALLENGER)
S: 佐賀 樹
B: 西岡 咲季
女子クォドルプル (紫雲)
C: 水口 璃音
S: 佐藤 水紀
3: 有田 晴香
2: 竹原 由希子
B: 西頭 麻希

男子1XA

3月28日

男子1X No.20 Heat B 09:35
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学_F (鈴木大雅) 1’53″08 3’49″96 2 ->Semi Final (T)
2 筑波大学附属高校_A (軽部一信) 2’04″22 4’19″16 6
3 早稲田大学_C (伊藤大生) 1’48″99 3’41″69 1 ->Semi Final
4 中央大学杉並高校_A (小林航士) 1’57″92 4’03″21 5
5 本所高校 (小川将生) 1’58″90 4’00″56 4
6 千葉大学_B (木村雄大) 1’54″37 3’53″64 3
軽部と西田は本来ダブルを組んでいる2人だが、学習院戦にはシングルスカルで出漕するため、スカルでの試合経験を積む狙いでスカルとして出漕した。練習回数も満足に得られず、この試合がパドルで漕ぐ初めての1000mとなった。
コンディションはやや順。合宿時から順流での高レートを練習していたこともあり、失敗なく滑りだす。しかし、スパートに入るとレートばかり高く、水を押している様子が見られない。コンスタントに入ってからもオールは空回り、一本ごとに他艇から引き離され、最下位でのゴールとなった。
艇を揚げたあとに聞くとスパートに入った時に以前傷めた膝に再び痛みを感じたため、本来のレンジで漕げなかったと言う。実力を思うように発揮できず漕手・コーチともに歯痒いレースとなったが、このごく短期間で1000mを完漕する力をつけたことは十分称賛できる。残り少ない時間の中で質の高い経験を積み、開成戦・学習院戦では万全のコンディションで満足行く試合ができることを願っている。(佐野)

男子1XA

3月29日

男子1X No.112 Final K 09:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 パルテ会_B (山本光俊) 2’00″85 4’15″17 2
2 ボート団塊号 (梶原猛志) 2’05″61 4’17″87 4
3 筑波大学附属高校_A (軽部一信) 棄権 棄権 棄権
4 パルテ会_A (鴨居和宏) 2’06″71 4’11″84 1
5 江戸川区ボート協会_C (中川翔瑛) 2’08″69 4’17″11 3
6 中央大学杉並高校_C (古瀬雄斗) 2’12″22 4’18″21 5
※初日のレース時の負傷により、棄権致しました。

男子1XB

3月28日

男子1X No.26 Heat H 10:05
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 日本医科大学_A (壷井広大) 1’56″25 3’53″91 1 ->Semi Final
2 筑波大学附属高校_B (西田丞緯) 2’01″47 4’16″06 5
3 筑波大学 (樗木将人) 棄権 棄権 棄権
4 東京医科歯科大学_B (小林健太郎) 2’02″28 4’02″19 3
5 東京大学_B (池崎翔哉) 1’58″74 3’58″83 2
6 一橋大学_A (大川雅史) 1’57″95 4’04″31 4
軽部同様、パドルで漕ぐ初めての1000m。西田は練習時から一本一本の伸びが大きな強みであり、スタートからスパートにかけて他艇に負けない伸びを見せる。第1クォーターまでは集中して水を押せていたものの、その後は岸から見ていても明らかなほど蹴り・レートともに落ち、500m地点ではリードしていた医科歯科大にも最終的に大差をつけられてゴールした。
試合本番で失いがちな「落ち着き」という点では安定していた。しかし、1000mの練習をしなかったためにラストスパート時のレートの上げ方を知らなかったことや体力不足が致命的であった。これは今後の重要な課題となるが、まず翌日レースにはスタートからの伸びをなるべく長く維持することを目標に臨むことにした。(佐野)

男子1XB

3月29日

男子1X No.113 Final J 03:35
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 江戸川区ボート協会_A (佐藤礼理) 2’01″69 4’14″02 5
2 筑波大学附属高校_B (西田丞緯) 2’01″47 4’09″45 3
3 中央大学杉並高校_B (竹内源太) 2’03″03 4’07″47 2
4 早稲田大学高等学院 (千葉圭悟) 1’59″68 4’06″01 1
5 警視庁_B (丹木可昌) 2’11″16 4’20″60 6
6 成蹊大学_A (多久昌宏) 2’06″43 4’13″60 4
この日は前日の順風にやや横風が混ざる天候。前日より押しがやや弱いスタートに始まったが、スパートから持ち直し、強みである一本の伸びを見せる。予選の反省であった「漕ぎの維持」を意識できていたのか、第3クォーターまで粘り強く水を押し、1位の艇を差し切る勢いであった。しかし、ラストクォーターで体力の限界が近づくその一方で、他艇はラストスパートを入れ、西田も必死で食らいつこうとするも及ばなかった。
合宿でシングルスカルを漕ぎ始めてから今大会までわずか5日ほどであったが、この間で特に精神面でかなりの成長が見られた。逆に、体力面・技術面ではまだまだである。残された時間はわずかではあるが、今回のレースの良い点・悪い点をそれぞれ分析し、より強い漕手になってくれることを願う。(佐野)

男子4X+A

3月28日

男子4X+ No.73 Heat C 15:10
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 学習院高等科_A 1’46″31 3’38″86 4
2 筑波大学附属高校_A 1’43″80 3’32″78 2 ->Final A (T)
3 慶應義塾高校_A 1’45″59 3’35″73 3
4 早稲田大学高等学院_A 1’44″78 3’31″85 1 ->Final A
5 開成高校_C 1’54″22 3’52″56 6
6 中央大学杉並高校_C 1’54″61 3’51″73 1
やや逆流の中行われたレース。スタートでやや他艇に出られたものの、その後スパート、コンスタントで順調に艇速を上げ、第1Q終了時点ではトップに立った。第2Qでも崩すことなくその艇速を保ち、2位の早大学院に半艇身程の差をつけていた。しかし、第3Qに入ってから艇速を徐々に落とし、最終Qでは体力の限界からラストスパートでレートを上げることができなかった附属に対し、安定した漕ぎでしっかりとレートを上げてきた早大学院に差されてしまい半艇身弱差の2着となった。
最後の最後で伸ばすことはできなかったが、「漕ぎの安定性」が課題であったこのクルーが1レースを最後まで崩れず漕ぎきったことの意味合いはとても大きい。合宿を含め今までやってきたことの成果をしっかり発揮したレースであったといえよう。 (齋藤)

男子4X+A

3月29日

男子4X+ No.166 Final A 16:05
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_A 1’43″38 3’29″42 6
2 開成高校_A 1’42″78 3’24″81 3
3 慶應義塾志木高校_A 1’39″81 3’22″26 1
4 早稲田大学高等学院_A 1’41″40 3’23″29 2
5 東京選抜 1’42″46 3’25″85 4
6 慶應義塾志木高校_B 1’41″79 3’26″30 5
予選同様このレースもスタートでやや他艇に出られたが、前日のレースとは違いその後艇速を伸ばしていくことができなかった。持ち前のパワーでカバーして食らいついてはいくものの中盤で力尽き、最下位でのゴールとなった。
予選のレースが「今までの練習の成果が出たレース」であったのに対し、今日のレースは「このクルーの現段階での弱さが出たレース」であった。開成レースまであと2週間、院戦まであと3週間と残された時間は決して多いものではないが、まだまだ詰めることのできる部分はある。元々持っている高いポテンシャルを今後のレースで最大限爆発させるために、精神的な部分を強く持ち、残された時間でいかに自分たちを追い込んでいけるかが勝負である。
今行っている練習の成果と、我々が今抱える弱点の両方を得ることができたお花見レガッタであった。 (齋藤)

男子4X+B,C

3月28日

男子4X+ No.74 Heat D 15:15
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 慶應義塾高校_B 1’49″15 3’46″87 5
2 慶應義塾志木高等学校_B 1’45″47 3’34″98 2 ->Final A (T)
3 筑波大学附属高校_B 1’48″62 3’43″16 3
4 慶應義塾志木高等学校_A 1’42″21 3’31″60 1 ->Final A
5 筑波大学附属高校_C 1’49″82 3’46″05 4
6 学習院高等科_C 1’53″74 3’52″58 6

男子4X+B

3月29日

男子4X+ No.146 Final B 13:35
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学高等学院_B 1’40″02 3’26″74 2
2 新潟大学 1’42″53 3’29″05 4
3 慶應義塾高校_A 1’39″07 3’22″75 1
4 学習院高等科_A 1’43″66 3’29″50 5
5 筑波大学附属高校_B 1’41″72 3’27″77 3
6 早稲田大学高等学院_D 1’44″03 3’30″36 6

男子4X+C

3月29日

男子4X+ No.145 Final C 13:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 法政大学第二高等学校 1’48″04 3’40″60 5
2 筑波大学附属高校_C 1’44″17 3’32″71 4
3 中央大学杉並高校_A 1’39″15 3’26″26 1
4 開成高校_B 1’45″09 3’31″76 3
5 慶應義塾高校 1’42″72 3’29″78 2
6 中央大学杉並高校_C 1’49″04 3’41″98 6

女子2X

3月28日

女子2X No.40 Heat H 11:15
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 東北大学_A 1’51″27 3’45″03 1 ->Semi Final
2 隅田川RC 2’40″19 5’30″23 5
3 筑波大学附属高校 2’07″17 4’20″16 4
4 中央大学杉並高校_C 2’05″47 4’17″53 3
5 日本体育大学_B 1’50″44 3’48″99 2 ->Semi Final (T)
暑すぎずやや順で良い状況下でのレースであった。周りが大学生ばかりであったにも関わらず怖気付くことなく堂々としている印象をうけた。
良いスタートをきったものの、コンスタントに入ると一本一本の伸びの差から他の艇から離されてしまう。しかし、第2第3Qで粘りをみせ中杉に半艇身差まで迫った。第4Qになると力尽き漕ぎが乱れ始めそれ以上縮めることが出来ずゴールとなってしまった。ダブルを組んでから初めての試合でベストを更新しまた今後の課題のみえた収穫の多いレースであった。2人は練習のときから常に自分たちの漕ぎをみつめて取り組んでおり、これから一女戦院戦に向けてさらなる高みを目指していってほしい。 (青柳)

女子2X

3月29日

女子2X No.125 Final E 10:35
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 キラーホエールRC 2’07″94 4’18″11 6
2 中央大学杉並高校_B 2’08″63 4’17″69 5
3 浦和第一高校_A 2’04″36 4’13″95 1
4 中央大学杉並高校_C 2’06″82 4’14″21 2
5 本所高校 2’07″50 4’16″68 4
6 筑波大学附属高校 2’08″41 4’15″86 3
組み合わせは、前日のタイムで見ると最下位であった。新記録を狙ってレースにのぞんだ。駆け出しは必ずしもよかったわけではないが、前日と大きく変わったのは後半の伸びである。前半の漕ぎを維持しながらほとんどペースを落とすことなく漕ぎきることができ、他艇と競り合った結果3位となった。一年のこの時期に、他の漕手と体格差があるなかでこのタイムが出せていること、レンジを長くいかせばまだまだタイムを伸ばせるだろうということを考えれば、これからの伸びしろに相当の期待ができる。いつもポジティブに積極的に頑張る彼女らに、まずはよく頑張ったと言いたい。 (志津田)

女子4X+

3月28日

女子4X+ No.58 Heat F 13:55
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 神戸大学 1’54″64 3’47″64 1 ->Semi Final
3 東京大学 1’57″39 3’53″66 Open
4 筑波大学附属高校 2’00″04 3’58″88 3
5 南稜高校 1’58″01 3’58″31 2
6 立教大学_B 1’55″31 3’53″22 Open
コンディションは極めて良好。漕ぎ出した時点から水がつかみやすく心地よかったと漕手も言っていた。周りはほぼ大学生ということで、合宿でつかんだ漕ぎを発揮し、4分切りを目指した。高レートの練習をなかなかできておらず不安だったのだが、スタート・スパートで後れを取ることなく飛び出した。コンスタントからは徐々に大学に離されたが、南稜とは長いこと並び競っており、そのままラストまで持ち込むものの、レートを上げることができず、惜しくもゴールとなってしまった。しかし、結果は1年ぶりの4分切りを達成し、漕ぎとしては今までで最高のものを見せてくれた。あそこまで一体感を持って、ぐんと船をのばすような美しい漕ぎが見られたことは、少なくとも私が現役の時からは一度もない。 (志津田)

女子4X+

3月29日

女子4X+ No.142 Final C 13:15
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 南稜高校 1’59″63 3’58″76 6
2 浦和第一高校_A 1’55″55 3’50″89 3
3 大阪市立大学 1’53″02 3’45″21 1
4 慶應義塾高校 1’55″80 3’50″55 2
5 中央大学杉並高校 1’56″01 3’53″23 4
6 筑波大学附属高校 1’57″62 3’55″30 5
紫雲の苦手とする順・横風が若干入り混じる天候だった。昨日に続き、4分切りをもう一度だそうということを目標にして臨んだ。スタートでミスがあったもののなんとかスパートまでを持ちこたえたが、徐々に徐々に1~4位に差をつけられた。昨日敗北した南稜とは安心できる差をつけることができていたものの、4位の中杉になかなか追いつくことができず、苦しいレースとなった。昨日のイメージもあったために「うまくいかなかった」という感じは強かっただろうが、タイムとしては昨日よりも3秒縮め、再び3分台を出すことができた。一女も狙えない相手ではないと思っている。あれだけ辛い合宿を、苦しみながら乗り越えてくれたクルーである。女子にはなかなか難しい「ギリギリまで出しきる」ことのできるクルーだと思う。今後は高レートへの慣れと精度の高いフィニッシュをめざし、さらなる伸びに期待したい。 (志津田)

ご声援ありがとうございました。

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