附属端艇部通信第25号

遅ればせながら、新コーチ陣からのコメントを掲載いたします。

新コーチ陣から

115回 浅野芙二郎

新ヘッドコーチになりました115回の浅野芙二郎です。現在は、6月の国体・インターハイ予選に出漕予定のクルーを中心にコーチングしています。現役の頃は、自分がヘッドとしてコーチングする姿など想像できませんでしたが、もう自分が入部したのも四年前なのだと思うと、ずいぶんと不思議な心地がいたします。

一年生クルーに関しては、新コーチの三人が詳しく書いてくれたので割愛いたしまして、私の担当のクルー及び現三年生のクルーについて、少し記述したいと思います。まず、試合に向けてのクルー編成は、三年生の石塚・寺嶋の乗るDISCOVERY、対校クルーの乗る鳴鳳、二年生クルーのダブルであるENDEAVORに、一年生と二年生の混合クルーである朱龍と、クォド2艇、ダブル2艇、計4艇となっています。どの艇も、試合に向けて気合は十分で、日々練習に励んでいます。一年生が6月の試合に出場するというのは、おそらく今までもあまり例のないことですが、大量入部した一年生の中からコックスと、最低でも一人の漕ぎ手を育成することが後のために必要と判断し、このような編成となりました。今のところ、漕手、コックスともに、期待以上の成長を見せてくれています。三年生クルーは、ストロークの体調不良で練習ができない時期もありましたが、順調にタイムを伸ばしているようです。ENDEAVORのほうは、人手不足で固定した伴走がつかない中、試行錯誤しながらも徐々に整い始めています。そして対校ですが、漕ぎの技術自体はそこまで悪くはないものの、全体としての統一感に欠け、なかなか思うようなタイムは出ていません。これから三週間の追い込みで、どこまで妥協せず漕ぎこんでいけるかが勝負となるでしょう。

私は夏から留学に向かう関係上、この国体・インターハイ予選が最初で最後のヘッドコーチとしての仕事になります。私自身も悔いの無いよう、日々のモーションに全力で取り組んでいく所存です。

最後になりましたが、頑張っている現役達に皆様のご声援のほどをよろしくお願いいたします。

115回 波留啓一郎

一年男子のコーチを担当することになった、115回の波留です。未熟ですが宜しくお願いします。インターハイが終わるまでは、一年には陸トレ中心の練習をやってもらい、そこで二年にも劣らない体力をつけてもらうつもりです。今年は部員の数も多く、切磋琢磨するよう導いていけば、今までとは違う選手層の厚い附属になるでしょう。期待できると思いますので応援宜しくお願いします。

116回 長野洋明

本年度からコーチになりました116回の長野です。自分がコーチになるとは現役時代には全く予想していなかったのではじめは戸惑いましたが、就任から一月ほど経ちやっと実感がわいてきたところです。それに伴いコーチの仕事の重要さと現状の厳しさもわかってまいりました。ご存知の方も多いかと思いますが、 本年度は新入部員が昨年度を超えて大勢入部し、男子10名女子12名とボート部始まって以来の大所帯となっております。新二年生も合わせると総勢32名で、附属高校内でもかなりの存在感を持った部活となってまいりました。

しかしながら、部員の多さに対しコーチは現在わずかに4名しかおりません。さらに、現ヘッドの浅野先輩(115回)は、留学されるため、国体・インターハイ期間を終えるとコーチを引退されてしまいます。したがって、それ以降は新米コーチ3人で32人もの部員をみることになり、その状況下で安全管理と漕力強化という二律背反する命題を両立させなければなりません。安全管理を疎かにはできない以上、練習方法を従来とは違った形態にすることはやむをえないと考えています。具体的には陸上での練習を増やすことや、戸田での練習を減らし、学校などでの自主トレーニングを多く取り入れることなどを検討しています。乗艇練習を減らす、という点に違和感を感じられる方もいらっしゃると思いますが、附属にも転機の時がやってきたのだ、と捉え暖かく見守っていただければ幸いです。

ところで、コーチの人員不足は深刻ではありますが、艇に関してはその心配はなさそうです。このたび、OB有志のかたがたのご寄付によりクォドルプルスカル2艇が附属にやってくることとなりました。男子艇、女子艇各1艇ずつで、それぞれ鳴鳳、紫雲と名前もいただきました。OBの皆様に感謝を申し上げます。

最後になりましたが、これから他のスタッフや部員とともに開成レースを目指しがんばっていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

116回 小島大明

新コーチを務めることになりました116回の小島大明です。先日の開成レースでは見事対抗クルーが勝利を収めました。また、対抗クルーだけでなく今年の戦力となるジュニアクルー達の活躍も目にできました。これからの対抗クルーとなる彼らの更なる成長を我々が手助けをし、今年入部してくれた22人と共に対抗戦はもちろんインターハイ、国大での関東、全国を視野にいれた練習をしていきたいと思っております。また、一度は休部をしていた女子部ですが今年、漕手だけでも9人が入部しましたのでこれからは休部のないようしっかりと大会で成績を残せるよう練習を続けていきたいと思います。今年からはいままでのOB、OGの務めてきたものとは別のタイプのマネージャーを採用いたしました。しかしまだ初めて採用したということもあり、役割の固定化には至っておらず現在はコーチ補助といったような役割での活動をしてもらってます。しかし、彼らには彼らのしたいことがあってマネージャーという形で入部してくれたのであって仕事を押し付けるのではなく、互いに話し合ってこれからの基盤とすべく、仕事内容を厳密に決めて行きたいと思います。

最後になりますが、まだ高校を出たばかりで未熟な身ではありますがよろしくお願い申し上げます。

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