附属端艇部通信第31号

現役選手から

主将・副将挨拶

119回 柳沼 翔平

こんにちは、主将を務めさせていただいております、119回の柳沼翔平です。あっという間に夏休みも終わり、現在私たちは来る10月の関東選抜大会に向けて、日々厳しい練習に取り組んでいます。

さて、8月の初めに、女子クルーがインターハイ本戦に出場し、その応援に私たちも琵琶湖まで行きました。そこでは、女子クルーの活躍もありましたが、そしてそれ以上に、高校トップクラスのクルーの漕ぎを見て、とても刺激を受けました。がっしりとした体つき、無駄の無いきれいなストローク、そして一本一本力強く艇を押し進めていく姿。それらは、私たちには無いものばかりであり、自分たちの甘さを痛感しました。またそれと同時に、こういった舞台に一度でいいから立ってみせる、という決意も生まれました。

その後は、皆練習に気合が入り、日々充実した練習をこなしています。この大会で勝ち進んで、関東大会に行く。そしてそこでも通用するような力をつける。そういった明確な目標をもって、私たちは練習に取り組んでいます。

そして、そういった充実した練習ができるのも、日々支援・応援してくださっているOB・OGの方々のおかげであると思います。そのような方々の支えの下に私たちの練習が成り立っているということを感じながら、これからも勝利に向かってひたすら進んで行こうと思います。

119回 児玉 恵

本年度副将を務めさせていただくことになりました、119回5組の児玉です。

個性豊かで尊敬されていた118回生も開成レースで引退となり、私たち119回が附属漕艇部を引っ張っていくこととなりました。118回と119回の代が稀に見る大所帯で、正直新入部員がそんなに入ってくるのか、不安でした。

しかし、そんな不安を裏切って、男子9人、女子2人、マネージャー2人が入部してくれたのです。女子が2人、というのは少し心許なく感じられるかもしれませんが、私たちが入部するまで女子の先輩がいなかったことを考えると、自分が練習してきたことを伝えられる後輩がいる、ということはとても嬉しいことです。彼女達も、そんな私たちの思いを受け取っていくことと思います。

去年想定された「艇が足りるのか」という問題も、新しいクォドルプル2艇のおかげで全員が艇上練習ができるようになっています。ありがとうございました。

今はインターハイを終え、次は10月の関東新人選手権に向け、新たなクルーを組み練習に励んでいるところです。この大会で良い成績を修め、引いては来年の春の一女戦での勝利の前哨戦としたいと思っています。

至らない部分もあるとは思いますが、柳沼主将を筆頭に頑張っていきますので、ご指導、ご声援のほど宜しくお願いします。

インターハイを終えて

119回 田畑 柚紀子

こんにちは。近畿まほろば総体で紫雲のBOWを務めさせていただいた2年の田畑柚紀子です。

今回の大会はレース期間が予選、敗者復活、準々決勝の3日間と長く、予選前日の配艇練習なども含め長丁場で、今までにない経験でした。

予選は、レース直前に駆けつけてくださったコーチの小島さんの「絶対勝つぞ!」の一言で始まりました。その意気込みに応えるかのように、レース中の漕ぎは一漕ぎ一漕ぎが力強く、今までにないくらいの覇気を皆から感じました。

しかし全国の壁は甘くはなく、崖っぷちに立たされた二日目の敗者復活戦。まだここで漕いでいたいと気持ちが高ぶる中で、スタート地点に駆けつけてくれた部員の着る、部のTシャツのオレンジを見たとき、少しほっとしたような涙の出る思いがしたのを覚えています。

そして、たどり着いた三日目の準々決勝。残念ながら敗退という形で終わってしまいましたが、レース中の漕ぎは今までのどの漕ぎよりも安定し、それでいて力強い素晴らしいものでした。私たち紫雲の、集大成とも言えるのではないかと思います。

有名な琵琶湖ですが「自分の手で水を感じ、内側から琵琶湖見る」という経験をした人はそういないのではないのでしょうか。今回でこのクルーは解散ですが、この素晴らしい経験を共有した仲間を私は一生忘れません。

最後になりますが、今回の遠征のためにご尽力下さいました全ての方にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

抱負

120回 田中 秀瑠

こんにちは。120回生の田中秀瑠です。僕達120回生も入部してから早四ヶ月以上が経ちました。

入部当初は腹背筋一セットでいっぱいいっぱいだった僕なのですが、メニューをこなしていく内にどんどん筋肉がついていき厳しい陸トレにも耐えられるようになりそれと共に、基礎体力やトレーニングを継続して行うことの大切さを知りました。

十月には対校クルーの3番として、大会に出場する予定です。ただ肝心の漕ぎに関しては、僕はまだまだ技術が足りないです。先輩の漕ぎを見ていると、いかに自分の漕ぎが不安定なのかがよく分かります。なのでとにかく先輩やコーチのアドバイスを大切にし、一つ一つ漕ぎに反映させ、毎回のモーションで一つずつ確実に弱点を克服し、進歩していきたいと思います。

120回 家村 理沙

四月に入部してから早くも四ヶ月。練習にも慣れ、初めは遠く感じられた戸田への道程も今では身近にかんじられる。正直、入学当初はボート部に入ることなどこれっぽっちも考えていなかった。しかし、開成レースで見た先輩方の勇姿や、実際に乗ってみたときの爽快感に感動してしまい、私は入部する意志を固めたのである。

高校生になって初めてボートに乗った。初めは漕ぎを他の人に合わせることはおろか、そもそもキャッチの姿勢をとることすら難しかった。しかし、入部してたったの一ヶ月である5月末、私達は初めての大会に臨んだ。結果はあまりよくなかったが、慣れない中頑張って漕ぎきることができたのは、とてもいい経験になったと思う。

ボート部に入ってよかったと思うことが二つある。まず一つ目は、素晴らしい先輩方やOB・OGさんに出会えたこと。私達一年生の女子は二人しかいないこともあって、名前をすぐに覚えてもらえて様々なアドバイスを頂くことができている。また、ボート以外に関することについても相談できるのでとても心強い。二つ目はボートを漕ぐことで集中力や忍耐力が身に付きそうなこと。練習も本番のレースも一本一本集中して漕がなくては艇は前には進まない。しかも1000メートルという長い距離である。忍耐力も必要だろう。まだそれらが養われている実感は湧いてこないが、めげずに続けていたら絶対にそれらの力はつくと思う。集中力や忍耐力をつけるのはボート以外にも利点があるからボートを漕ぐことで一石二鳥である。

これからも安全に気を付けつつ練習を頑張って、大会で結果を残せるくらいに強くなりたい。

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