第59回 お花見レガッタ

2010/04/03 – 2010/04/04
埼玉県戸田ボートコース
女子2X_A(DISCOVERY)
S: 辻次 美祐
B: 田村 浩子
女子2X_B(CHALLENGER)
S: 大森 麻由
B: 家村 理紗
女子4X+(紫雲)
C: 中原 桃子
S: 森 みのり
3: 田畑 柚紀子
2: 児玉 恵
B: 岩本 晏奈
男子4X+_A(蒼鱗)
C: 市島 健吾
S: 齋藤 豪視
3: 柳沼 翔平
2: 木村 秀行
B: 大島 育宙
男子4X+_B(朱龍)
C: 根岸 潤
S: 石井 康貴
3: 矢口 彰久
2: 村本 耀一
B: 森田 明仁
男子4X+_C(鳴鳳)
C: 繁田 直樹
S: 長浜 和音
3: 井口 祥太
2: 田中 秀瑠
B: 町田 達裕

女子2X_A (DISCOVERY)

4月3日

No.29, W2X Heat A, 11:20 Rank 1 ->SF
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 共立女子大学 1’59″52 4’11″99 4
2 筑波大学附属高校_A 1’58″67 4’14″54 5
3 新潟大学_B 2’09″56 4’25″38 6
4 東京外国語大学_A 1’53″23 3’58″28 3->SF(T)
5 日本女子体育大学 1’49″65 3’52″75 2->SF(T)
6 中部電力_A 1’47″90 3’46″78 1->SF
コンディションは上々。スタートは他クルーに負けない飛び出しを見せる。そのままコンスタントに入り共立と並んでいた。前半は自身最速ペースで折り返したが、後半続かず落ちてきてしまう。最終的に共立についていけず16秒落ちという結果でゴールした。前半が良かっただけに後半の粘り強さが求められるレースとなった。(斉藤)

4月4日

No.102, W2X Final C, 11:05
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 佐野女子高等学校 2’08″53 4’18″05 2
2 共立女子大学 2’08″31 4’24″32 4
3 日本体育大学_B 2’02″77 4’11″47 1
4 千葉大学 2’15″18 4’30″15 6
5 大宮高校 2’10″68 4’23″51 3
6 筑波大学附属高校_A 2’11″19 4’24″61 5
気温が低い。前半、予選より一本を大きく押せていたが、蛇行が目立ち大きくロスをしてしまう。後半立てなおしかなりの詰めを見せ、大宮・共立に続きゴールした。まっすぐに艇を進めることは基本であるため、もう一度立ち返って欲しい。その上で残された時間を有効に使い、もう一回り成長することを期待する。(斉藤)

女子2X_B (CHALLENGER)

4月3日

No.30, W2X Heat B, 11:25 Rank 1 ->SF
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_B 2’25″36 4’50″33 5
2 一橋大学_A 2’00″01 3’59″47 2->SF(T)
3 日本体育大学_B 1’57″88 4’03″02 3
4 隅田川高等学校 2’14″98 4’33″91 4
5 東京経済大学_C withdrawal
6 東北大学_A 1’56″34 3’55″11 1->SF
若干の逆風ではあったが流れもほとんど無く、風に慣れていない二人にとっては漕ぎやすかったと思う。レースではスタート、スパートは墨田川高校に食らいつけていたものの、コンスタントではどんどん離されていき結局差すことは出来なかった。序盤で勢いが落ちていてあまり出し切れてないように見えたので、明日は最後まで出しきれるような漕ぎをしてもらいたい。今大会は格上の艇が多くいい結果がでないかもしれないが、落ち込まずに次の試合へ繋げて欲しい。(穂積)

4月4日

No.100, W2X Final E, 10:55
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_B 2’22″14 4’57″10 5
2 墨田川高等学校 2’11″24 4’34″93 2
3 日本橋高校 2’13″04 4’35″22 3
4 東京外国語大学_C 2’10″88 4’34″18 1
5 慶應義塾大学医学部 2’12″47 4’35″75 4
6 明治大学 OPEN 1’57″14 4’02″06 OPEN
スタートから250地点くらいまでは他の艇が見えている状態だったが、じわじわと引き離されて最終的にはかなり水をあけられてのゴールとなった。回りに影響されて焦りもあったのか、コンスタントでレートがあまり下がらず、力んでしまっていた。大きな崩れはなかったものの、体力、筋力不足に前半の焦りも加わって、後半はかなり疲労が感じられ、艇速が伸びなかった。しかし、序盤だけでも他の艇を視界に入れてレースができたのはチャレンジャーにとっては初めてのことであり、いい経験になっただろう。院戦、開成レースでは大会独特の雰囲気にのまれずに、自分たちのペースでレースをしてほしい。(庄司)

女子4X+

4月3日

No.52, W4X+ Heat B, 14:15, Rank 1 ->FA
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 明治安田生命 1’52″18 3’43″38 2->Final A(T)
2 立教大学 1’50″89 3’44″76 3->Final A(T)
3 大宮高校 1’59″66 4’02″79 4
4 早稲田大学 1’46″90 3’38″12 1->Final A
5 筑波大学附属高校 2’01″02 4’10″32 5
晴天にも恵まれ、風もあまりないなかのスタートとなった。
スタートはいつも通り好調に決まり、早稲田大学を除けばしっかりと大学や企業にもついていけていた。しかし、500mを過ぎた辺りから徐々にクルー全体に焦りが見え始め、並んでいた大宮高校にも差をつけられだし、最終的には一艇身の差をつけられた状態でフィニッシュ。

大宮高校はトップレベルのクルーではあるが、2週間後に控えている一女戦と同レベルのクルーなので克服しなければいけない壁だと考えている。あくまでお花見は前哨戦とクルーには伝えてきた。この大会の間に後半の持ち直しをどう解決するかが最終戦への課題である。(小島)

4月4日

No.117, W4X+ Final B, 12:20
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校 2’06″92 4’16″17 5
2 大宮高校 2’00″95 4’03″55 3
3 慶應義塾大学 1’48″55 3’40″57 1
4 法政大学 1’51″69 3’45″74 2
5 東京大学 2’01″50 4’04″43 4
6 佐野女子高等学校_A 2’10″53 4’21″14 6
この時期にはめずらしく、風や波はないが肌寒い気温の中でのレースとなった。スタートでは3レーンの法政・4レーンの慶應が飛び出し、附属と他三艇がそれに続く形となった。スパートまでは大宮・東大と並んでいたものの、コンスタントに入ってから伸びが無く、500メートル地点で既に大宮に約一艇身差をつけられていた。その後もじわじわと差を広げられていき、ラストスパートに入って艇速を伸ばせていたが、結局差を縮める事ができずに五位でゴールとなった。選手達は昨日より落ち着いて漕ぐことが出来たと言っていたが、昨日よりタイムが6秒も落ちている。これは、落ち着き過ぎたためにかえって蹴ることに集中出来なかったからであろう。練習中には冷静になって自分の漕ぎを見つめる必要があるが、試合では技術は意識せずとも完璧にこなせ、蹴りだけに集中するのが望ましい。残されたモーションは後わずかだが、その短い時間を有効に使って次の試合に臨んでもらいたい。(田中)

男子4X+_B,C(朱龍,鳴鳳)

4月3日

No.55, M4X+ Heat B, 14:30, Rank 1 ->FA
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 慶応義塾高校_B 1’48″51 3’40″65 3
2 筑波大学附属高校_B 1’51″97 3’51″32 4
3 慶応義塾高等学校_A 1’40″85 3’29″86 1->Final A
4 筑波大学附属高校_C 2’00″35 4’00″46 5
5 大宮高校 1’47″19 3’35″63 2->Final A(T)

朱龍

お花見レガッタとしては珍しく風や波も少なく比較的良好なコンディションでのレースとなった。試合経験の少ない1年生は試合前の練習から焦りが感じられ、コンスタントに入ってからも蹴りだしが合わずに次第に他校に離されていく。後半にはドライブの速さが足りずにレートが低迷し4位でゴールとなった。レース運びが不器用なのは仕方ないとしても最後まで諦めない強い信念が大事であることをクルーにはわかってもらいたい。(堀野)

鳴鳳

コンディションはほぼ静水。だが、スタートから勝負がついてしまった。彼らにとっては久々のレース。緊張からなのかもしれないが、スタートの1本目の蹴りだしが他の艇よりワンテンポ遅れてしまい、完全に出られた事で漕ぎに落ち着きが無い。250を過ぎてからやっと漕ぎが合い始める。終盤はラストスパートで艇速を上げることができ、前半と後半でのタイム差を作ることはなかったが、水を開けられてのゴールとなった。まず、スタートの時点で旗を見ていない、というクルーがいたので、もう一度基本を意識し直して、翌日のレースに臨むこととなった。(石塚)

4月4日

No.119, M4X+ Final C, 12:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_C 1’54″85 3’57″11 5
2 筑波大学附属高校_B 1’51″09 3’49″69 2
3 学習院高等科_A 1’48″79 3’48″32 1
4 法政大学第二高等学校 1’53″79 3’51″03 3
5 佐野高等学校 1’49″65 3’52″75 4
6 学習院高等科_B 1’57″91 4’06″59 6

朱龍

今日のレースでは昨日の反省を生かし落ち着いてスタートから飛び出し、学習院Aに果敢に食らいついていく。1250m地点あたりで一度さしかけるが、ここはさすがの対校艇、粘りの漕ぎを見せそのまま半艇伸差でレースは後半に。残り300mで再度附属がさすと2艇はほぼ並びながらゴールを目指す。先に附属がラストスパートを入れるが漕ぎが合わずに逆に残り100mで学習院Aのラストスパートで引き離され半艇伸差の2位でゴールした。選手は必至であったが、やはり蹴りだしのタイミングとフィニッシュでの甘さが露呈した試合となった。今後はこの2つを課題にしていきたいと思う。 (堀野)

鳴鳳

朱龍と隣同士のレース。昨日とは違い、スタートの蹴りだしのタイミングは練習
の時から良く、本番でも練習通りが出た。ただ、どうしてもフィニッシュでの押し切りが甘い。3本を終えたあたりで、学習院と朱龍に先行を許すことになった。中盤では法政第二と佐野とで3艇の競り合いとなる。だが、600mを過ぎて徐々に離され、ラストスパートをかけるも昨日の様に伸びることなく終わってしまった。
このお花見レガッタを通じて、フィニッシュの押切の弱さが以前にも増して浮き彫りになったと思う。ドライブ中、後半からオールが抜け始めている。『キャッチで水にオールを引っ掛け支点を作り、ドライブ中は一枚で押し続け、フィニッシュは水の外にエネルギーが逃げないように押し抜く』-言葉にすれば簡単だが、実際にやれば難しく、けれどもそれが漕ぎの本質である以上、できるようになるまで意識しなくてはいけない。ジュニアには課題から逃げることなく、挑み続ける必要がある。また、レースの展開上、負けていても勝っていても、攻めの気持ちを忘れてはいけない。もっとアグレッシブに院戦、開成レースまでの時間を過ごしてほしい(石塚)

男子4X+_A(蒼鱗)

4月3日

No.57, M4X+ Heat D, 14:40 Rank 1 ->FA
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学高等学院_B withdrawal
2 東京経済大学 withdrawal
3 佐野高等学校 1’55″94 3’53″31 3
4 学習院高等科_A 1’51″58 3’46″28 2
5 筑波大学附属高校_A 1’47″64 3’40″37 1->Final A
少し逆流があるものの水面は静かで風もない静水のなかでのレース。直前の練習では緊張のためか普段の練習よりもややミスが目立った。
スタートでトップに出てその後も差を広げ、結果も一位。一見すると理想のレース展開であるが、現実はそれとは程遠いものであった。スタートではトップ出たもののスピードには乗れず、第一Qのタイムは練習よりも遅かった。ここで奮起してタイムを上げねばならないのに、第二Qも第一Qとほぼ同じタイム。レース後半のタイムは前半から5秒落ちであった。
第二Qで第一Qよりも速いタイムを出すこと、レース後半で技術・ドライブを維持すること、これらはかねてからの課題であっただけに、今回のレースでそれを克服できなかったことは残念である。レースの展開に影響されずにあくまでも自分たちの漕ぎを最後まで続ける精神力を得る必要がある。(長野)

4月4日

No.135, M4X+ Final A, 16:20
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 浦和高等学校 1’43″76 3’30″55 3
2 早稲田実業高等部 1’41″64 3’28″27 2
3 早稲田大学高等学院_A 1’42″88 3’30″92 4
4 慶応義塾高等学校_A 1’39″17 3’25″59 1
5 筑波大学附属高校_A 1’48″34 3’45″25 6
6 大宮高校 1’46″30 3’36″12 5
やや強い逆流のなかでのレース。
スタート直後の伸びはさほど悪くなかったが、その後にうまくつなげることが出来なかった。第二Qからはそれまでほぼ並んでいた船にも差をつけられ始め、後半に入った時点で最下位であった。その後はずるずると引き離されるばかりで、最終的には5位と9秒差をつけられるという完敗であった。
予選でのタイムから他艇を追う形のレース展開になることは予想出来ていたにも関わらず、実際にレースが始まると雰囲気に呑まれてしまい、ドライブ・技術ともに練習時のものが出せていなかった。特にクルーで合わせて漕ぐことができていなかったのが致命的である。後半のタイムは前半から8秒以上落ちており、これは特に追う形のレース展開への精神的弱さを露呈している。
今回のお花見レガッタでは開成と並べることができなかったが、予選・決勝ともタイムで負けており、2週間後の開成レースでは苦戦が予想される。レースの緊張を乗り越えて全力を出し切るには、クルーへの信頼と必ず勝利を得るという気概が必要である。今回のレガッタで得た危機感を無駄にすることなく残り僅かな練習に臨んでほしい。(長野)

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