附属端艇部通信36号

前回に引き続き、秋の大会に向けての現場の声をお届けします。
今回はついに来週に迫りました、関東選抜大会都予選に出場する男子対校クォド、男子対校ダブル、女子クォドのコーチ、クルーのコメントをお伝えします。

男子対校クォド(鳴鳳)担当コーチ 柳沼翔平(119回)

こんにちは、ヘッドコーチを務めさせていただいております、119回の柳沼翔平です。今回の関東選抜大会東京都予選は、例年とは異なり2000メートルのレースとなりました。初めてのことなので、コーチ・選手ともに多少の戸惑いはありましたが、8月末の集中練習期間のころから、1モーションあたり15000メートルを超える距離を毎回こなして参りました。夏前から比較すると、体力面・精神面共に一回り・二回りと大きく成長しているように思えます。

今回の対校クルーは、1モーション・1漕ぎの間での修正力の高さを基準に選出しました。2000メートルという長さのレースでは、まさにレースの最中での修正力が問われてくると思います。モーションをこなしていく中でも、期待通り毎回毎回の漕ぎに進歩が見られ、頼もしい限りです。
しかし、タイムがまだまだ他のクルーと勝負するには足りないかな、という印象です。これから本番までは、レースを意識した短~中距離の練習内容へと切り替えて追い込みをかけて参ろうと思います。コーチ・選手一同、関東大会出場を目指し本気で取り組んでおりますので、ぜひご声援をよろしくお願いいたします。

男子対校クォド(鳴鳳)ストローク 後藤拓野(122回)

こんにちは。早いもので主将になってから半年が経ちましたが、まだまだ2年生としてどのようにクルーをまとめていくか試行錯誤しているところです。一つはっきりしているのは、一本一本の漕ぎを全員が決して妥協しないということです。今度の大会に向けてのクルー一人一人はそのことをしっかりと意識できていると思います。2000mをしっかりと漕ぎ切る力も確実についてきました。しかし、今度の大会はかなり厳しいものになると予想できます。他の学校のクルーはおそらく2年生ばかりなのに対して、附属は1年生中心で、パワーと経験はどうしても足りないかもしれません。しかし上位3校に入り関東選抜に進むことが対校の意地だと考えています。練習の時から試合を意識した蹴りをしているので本番の時にも緊張しないで、しっかりとした足蹴りが出来ると確信しています。漕手舵手ともに力まないで艇を伸ばせればと思います。皆様応援よろしくお願いします。 

男子対校ダブル(Discovery)担当コーチ 繁田直樹(120回)

ダブルDISCOVERYの担当コーチを務めさせていただいている、120回生の繁田直樹です。
今回のダブルは、体力的には優れていながらも漕ぎに関しては癖のある2人を集めたクルー編成としました。2人が対校クルーの座席を争えるような漕手になる、そのためにも、自分の漕ぎが艇の動きに比較的反映されやすいダブルでここまで練習を積み重ねてきました。

徹底的に漕ぎを直すためにメニューは殆どがライトパドル。つまらないメニューだったと思いますが、効果は大きかったと思います。始めはダブルバランスの悪さに、まともにライトパドルさえもできなかった2人は今、大分安定した漕ぎを見せ、お互いのタイミングも綺麗に合うようになりました。
勿論、まだこれからの課題も多いです。タイムを出していく練習、スタートの練習。それらも皆様がこの記事が読まれる頃には一通り完成させていきます。

そして試合当日には、彼らを完璧な姿でレースへと送り出します。

ストイックに、精一杯、頑張ってきた2人を、当日戸田でぜひ応援していただけたら幸いです。宜しくお願い致します。

男子対校ダブル(Discovery)ストローク 伊勢川明久(123回)

この度、DISCOVERYのストロークを務めさせていただく伊勢川明久です。今回は僕にとってダブルで出場する初めての大会ということで、前回とはまた違った緊張感の中日々鍛練しています。
そろそろクォドにも慣れてきたかと思っていたところでのダブルへの転向でしたので、クルー結成直後は幾許かの不安を感じていましたが、連日の練習の中で、それも徐々に解消されてゆきました。五分の一から二分の一。今までぼんやりとしか感じていなかった自分の責任を実感することができ、クルーのためにも、もう甘えは許されないと思いました。元々、ダブルに乗ることになったのは、漕ぎの矯正のため。少しずつですが、二人で漕ぎを上達させようと努力してきました。ダブルだからこそ、互いの漕ぎもよく見え、相手の成長を自分のもののように喜ぶことができました。

夏休みが明けてから、なかなかクルーが揃わず、艇上での練習が少なくなり、少し焦りも感じてきましたが、気付けばもう大会も目の前に迫ってきてしまいました。大会まで僅な時間しか残されていませんが、一回一回の練習を大切にし、最後の詰めをしていきたいと思っています。

 

女子クォド(紫雲)担当コーチ 岩本晏奈(119回)

毎年この季節は大会ラッシュである。関東選抜都予選、東日本新人選手権、関東選抜、と3週連続で大きな大会が控えている。

女子ボート部は4月から、1年生2人、2年生3人の5人クォド1艇体制で練習を重ねてきた。変わらぬメンバーで漕ぎ続けて半年経った今、その結束力は堅いものになっている。夏にポジションを固定してからは、より一層1回1回の練習にモチベーション高く臨んでおり、自律心も生まれてきたように思う。

関東選抜都予選では2000mを漕ぐこととなっている。私自身現役の頃に経験したことのない距離であるため、不安はあるが、現役はエルゴでの2000トラや艇上での長距離漕などをしっかりとこなしており、体力をつけ準備を整えている。現役には試合は最高のトレーニングであるという気持ちでその先を見据えて頑張ってもらいたい。

OBOGの皆様にも、秋の大会には是非足を運んでいただきたく思っております。ご声援のほどよろしくお願いいたします。

女子クォド(紫雲)ストローク 室岡佐永子(122回)

早いもので新しい代になって半年が経ちました。部員みんなの頑張りと成長に感心し、私も刺激を受けています。その成長と練習の成果を発揮すべく秋の大会がもうすぐあります。新しいクルーを結成して、夏の練習を乗り越え、大会に向けてよい雰囲気で練習出来ていると思います。

関東選抜都予選は2000mレースです。私たちが今まで一度も経験したことのないレースなので正直不安です。でも、成長出来るよい機会だと思います。関東選抜都予選の女子クオドは、2校しか出艇がないので関東選抜に進める予定です。関東選抜は、強豪な学校と並べられ刺激を受けられるいいチャンスだと思うので楽しみです。大切な大会だと思うので、よい結果を残せるよう目標を高く持って頑張ります。その為に、残りわずかな1回1回のモーションで少しでもレベルアップ出来るように集中して頑張ります。

ご声援よろしくおねがいします。

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