附属2艇、開成1艇の3艇で行われたジュニアレースは、スタート直後に附属CHALLENGERクルーが飛び出し、ENDEAVORクルーがそれに追随、開成を大きく引き離す展開となりました。CHALLENGERクルーは、コンスタントレートに入ってからも勢いが衰えることなく安定した艇速を保ち、課題であった中盤もしっかりと漕いでENDEAVORクルーをさらに引き離し、1着でゴール。ENDEAVORクルーも開成を大きく引き離して2着でゴール。実力差を見せつけるレースとなりました。

高校生種目のスカル化に伴い、本年度より本対校戦も舵手付きクォドルプルで行われることになり、本年は記念すべき新種目元年となりました。

逆風に見舞われたレースは、スタート直後に開成のバウがオールを水面に引っ掛けてオールを離してしまうアクシデントがあり、附属が一艇身リードする展開となりました。しかし、予想外の展開に附属が逆に激しい力みが見られ、徐々に落ち着きを取り戻してきた開成クルーの激しい追い上げにあいました。1ストロークごとに開成に詰め寄られ、ついに750m地点で捕らえられてしまいました。その後はラストスパートに入り附属クルーも最後の追い上げを見せましたが、わずかに半カンバス差で開成が先着。新種目最初の対校戦を勝利で飾ることができず、7年ぶりの敗戦となってしまいました。