お花見レガッタ

2001/10/13 – 2001/10/14
埼玉県戸田ボートコース
男子1x (瑞鶴)
星野 賢太郎
女子2x (CHALLENGER)
S : 西條 恵
B : 濱野 幹子
男子2x_A (ENDEAVOR)
S : 佐々木 慎平
B : 塚本 原野
男子2x_B (SPRINTER)
S : 白川 輝
B : 梅野 裕和
男子4x+ (蒼鱗)
C : 石田 佳央
S : 鈴木 啓介
3 : 鈴木 亮士
2 : 佐藤 翔
B : 小庄 孝志

男子1x

No.7, m1x Heat C, 2001/10/13 10:10
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 青山学院大学(関野) 2’12"37 4’25"69 Open
2 学習院大学A(新堀) 1’54"10 3’50"64 2
3 筑波大学附属高校(星野) 1’55"74 3’58"48 3
4 東京外国語大学(内田) 1’47"59 3’43"14 1->SemiFinal
5 早稲田大学高等学院C(葉山) 2’42"86 5’16"80 4

秋の天気にしては暑いくらいの陽気の中、附属にとっての第1レースを迎えました。無風・わずかな順流というコンディションでレースはスタートしました。

スタートでは本人もびっくりしたと言うくらい、きれいに力の入ったスタートをかけることができ、周りの大学勢に食らいついてゆきました。コンスタントに入ってからは落ち着いた漕ぎをしっかりと維持し、着実に艇を進めました。しかし、前に出られた大学勢に自力ではなかなか及ばなく、少しずつ中盤で差を広げられてしまいました。1000メートル全般にわたってしっかりと漕ぎきることがひとつの課題でもあったことから余力が残ってなく、ラストスパートでは先行クルーを追随するほどの水中が出せず、3着でゴールインすることができました。

星野自身が試合3日前まで風邪で寝込んでいて、スタートを試合前日に教えることになる等、レースに対する不安が大きかったのですが、自分のイメージした通りにうまく漕ぎこなせすことができ、満足の行く結果を出すことができました。これは大きな進歩と言えるでしょう。

No.51, m1x Final C, 2001/10/14 10:50
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学高等学院A(山崎) 1’59"69 4’03"37 2
2 筑波大学附属高校(星野) 2’01"14 4’17"27 5
3 成城大学(斉藤) 1’54"84 4’01"44 1
4 学習院大学B(山口) 2’03"97 4’05"69 3
5 慶應義塾大学E(緑川) 2’03"14 4’09"02 4

昨日と変わらないやや日差しがきつく、水が穏やかなコンディションの中、レースはスタートしました。

スタートでは昨日と同じ感じのよいスタートができ、コンスタントも星野の体格にあった適度なコンスタントに移行できたのですが、途中400m地点あたりで治りきっていない風邪がたたり、咳き込んで呼吸が乱れてしまいました。そのあたりからコンスタントに勢いがなくなり、先行クルーに徐々に水をあけられてしまいました。中盤にかけてもなかなか回復できず、750m地点あたりでラストスパートに入った下位2クルーに刺されてしまい、徐々に艇速を落としてのゴールとなってしまいました。

結果としては中盤でのアクシデントから立ち直れることがないレース展開となってしまいました。昨日のよい薬になったと言えばそのとおりですが、次の関東選抜のレースでは失敗は許されません。クルーにはその辺をしっかり自覚して次の試合に臨んで欲しいと思います。

女子2x

No.11, w2x Heat A, 2001/10/13 10:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 北里大学医学部北里会A 2’13"90 4’31"90 3
2 筑波大学附属高校 2’40"64 5’14"60 5
3 日本医科大学 2’07"11 4’17"54 2
4 東京都立大学 2’21"38 4’49"21 4
5 東京経済大学 1’53"70 4’11"25 1->Final A

女子ダブルスカルは初めてのレースということもあり、全体的に力んだレースでした。

スタートでは他のクルーに飛び出され、大きく出遅れてしまいました。中盤にかけて何回か崩れることがありましたが、のびのびとした漕ぎで初めてのレースを完漕することができました。初めてのレース経験だけあって、彼女たちのこれからの自信につながることでしょう。

No.53, w2x Final C, 2001/10/14 11:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 東京都立大学 2’20"99 4’51"46 3
3 北里大学医学部北里会A 2’17"98 4’39"21 1
4 東京外国語大学B 2’19"62 4’45"06 2
5 筑波大学附属高校 2’35"54 5’11"78 4

昨日に続いて素晴らしいコンディションの中でのレースになりました。スタートでは出たものの、他のクルーと競っているのがわかったせいか、漕ぎに焦りが出てしまいました。後半になっても漕ぎをたてなおすことができず、他の3クルーとの差を縮めることができませんでした。

これから関東大会に向けてどれだけしっかりとした漕ぎを身につけるかが課題と言えるでしょう。

男子2x

No.14, m2x Heat A, 2001/10/13 10:45
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 学習院高等科B 1’51"46 3’48"15 3
2 日本医科大学B 1’49"80 3’46"34 2
3 本郷高校B 1’48"26 3’43"07 1->SemiFinal
4 筑波大学附属高校A 1’56"68 3’54"60 4
5 東京都立大学 2’18"49 4’32"68 5

レース前の練習ではスタートでの水中が鋭かったのですが、本番では失敗してしまい、他艇に大きくリードを許す展開となりました。その後のスパート・コンスタントで艇が伸びることはあったのですが、その勢いを維持することができませんでした。中盤の足けり、終盤でラストスパートでの序盤の追い上げと同様に差を詰めたものの、差し切るだけの勢いを持続することができず、4着でゴールインしました。

クルーが2年生と1年生の2人で経験の差が懸念されましたが、1年生の塚本が想像以上の成長をしたため、他校の2年生クルーに匹敵するような艇速をだすことができました。これだけでも十分に収穫と言えることでしょう。

No.17, m2x Heat D, 2001/10/13 11:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 東京外国語大学 1’47"16 3’40"97 3
2 日本医科大学A 1’44"86 3’33"53 2
3 筑波大学附属高校B 1’52"44 3’53"60 4
4 千葉大学B 1’41"28 3’26"12 1->SemiFinal
5 北里大学医学部北里会B 2’00"79 4’07"21 5

1年生クルーでレース経験になれていないという条件下の中でレースを迎えました。スタートではうまく加速して他のクルーについていけたものの、緊張してしまったのか、コンスタント移行にかけてなかなかレートが落ちずに漕ぎが少々空回りになってしまいました。中盤にかけてもなかなか思ったように艇が進まなかったが、ラストスパートではそれなりに艇速が回復し、そのままゴールインしました。

スタート後のコンスタントから中盤にかけて、余裕の出るペースでしっかり水を押していくことが課題になったレースでした。それをするだけで簡単に速くなれることをクルー両方とも悟ったようなので、明日につなげていってほしいと思います。

No.58, m2x Final G, 2001/10/14 11:25
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 北里大学医学部北里会B 2’07"81 4’15"29 5
2 筑波大学附属高校A 1’54"94 3’54"21 1
3 筑波大学附属高校B 2’00"14 4’05"82 3
4 成蹊大学 2’02"74 4’06"10 4
5 学習院大学A 1’56"94 3’58"32 2

Aクルー

前日のレースではスタートで失敗してしまいましたが、今日はよいスタートを切ることができました。他艇より頭一つ抜け出す形でスパートに入り、確実に水をつかんで押してゆきました。コンスタントに移行しても漕ぎの調子はよく、艇が失速することがありませんでした。中盤、クルーでキャッチが合わなくなり始め、5レーンの学習院大学に差を詰められ差されそうになりました。しかし、ラストスパートに入ってこっちが水中を持ちなおしたことに加え、5レーンが漕ぎを乱して失速したため、再びじりじりと差をつけていき、水をあけての1着で見事ゴールインしました。

前日は艇が大失速してしまうことがありましたが、今日は大きな失敗がなく1000mを漕ぎきることができました。これは今後の大きな糧となるでしょう。

Bクルー

コンスタントで落ちついて水を押すという、昨日のレースの反省をよく復習してレースに臨みました。

スタートでは押しがしっかりしたスタートができ、先行のENDEAVORに迫る勢いでしたが、コンスタントに移行のときに技術の差が出てしまい、ENDEAVOR含む2つの先行クルーに水をあけられました。しかしながら昨日の反省で課題となったコンスタントでは落ちついて一本一本で艇を伸ばすことができました。中盤にかけてから4レーンと半艇身差で付かず離れずの接戦を演じ、終盤では手に汗を握るほどの僅差で争いました。SPRINTERは終盤750mあたりで少し早めにラストスパートをかけ、4レーンを押さえ込もうとしましたが、ラスト直前の900m地点あたりで4レーンが猛追をし、1本1本詰め寄られ、カンバス差まで迫り来るものの、僅かな差を最後まで守りきったSPRINTERが接戦を制しました。

コンスタントでしっかりと水を押し、レース終盤まで安定した漕ぎを保てたことが満足のいく結果に結びついたのでしょう。クルーにはこれからも上を見据えてこの冬しっかりと練習に取り組んで欲しいと思います。

男子4x+

No.38, m4x+ Heat B, 2001/10/13 14:20
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 学習院高等科 1’50"00 3’46"96 3
3 開成高校・中学混成 1’51"91 3’49"77 4
4 筑波大学附属高校 1’39"44 3’21"96 1->FinalA
5 本郷高校A 1’43"14 3’29"87 2

6月のインターハイ・国体予選時でのレースの反省から、スタートで飛び出せるだけの鋭い水中をいかにして出すかということを目標にしていましたが、その成果が早くも1レース目にして出ました。これは実に喜ばしいことといえるでしょう。

10月とは思えない昼の日差しのきつさと暑さ、そして少し順流というコンディションでレースはスタートしました。1本1本の伸びが他艇と比べて格段の差があり、スタート3本で他校に3分の1艇身をつけ、スパートに移行するころには1艇身弱の差をつけることに成功しました。そしてコンスタントに入っても鋭い水中は衰えることなく、他校をじりじりを突き放していきました。中盤以降、ブレードワーク絡みで多少ながらも漕ぎを乱して水中に若干の陰りを見せてしまったが、他校の1本1本の水中を下回るほどに落ちることはなく、そのままラストスパートに移行しました。中盤までの漕ぎを保ったことに対する疲れが出たせいか、劇的なギアチェンジのようなラストスパートは入らず、そのまま逃げ去るようにダントツの1着でゴールインしました。

6月のレースの反省点を少しずつ改善していったことが、6月に比べて格段に精度の高い漕ぎを実現できた最大の要因でしょう。しかしながら、改善点はまだまだ多くあります。それをまた一つ一つクリアしていってこそ、関東選抜につながる漕ぎができることでしょう。

No.77, m4x+ Final A, 2001/10/14 15:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田実業高校 1’50"56 3’44"62 5
2 本郷高校A 1’44"80 3’32"79 2
3 筑波大学附属高校 1’40"06 3’25"08 1
4 開成高校 1’42"49 3’34"03 3
5 東京外国語大学・筑波大学 1’45"35 3’35"22 4

雲が出始めたもののほぼ静水という、昨日とは微妙に異なるよいコンディションでのレースとなりました。

前日と同様の鋭いスタートでトップに出ることに成功し、スパートに入ってもぐんぐん艇速を伸ばしていきました。しかし4レーンの開成高校もそれに追随する漕ぎをしてくるとぴいう予想外の展開を受けてクルーに少々焦りが見られました。しかし、その後コンスタントに入った蒼鱗クルーはスパートの水中の勢いを維持し調子よく漕いでいけたので、300?400m地点にかけて隣の4レーンの開成クルーを徐々に突き放して独漕状態になりました。中盤ではやや漕ぎを崩し、水中を鈍くする場面が見られましたが、後半には立て直すことに成功し、勢いに乗ってますます他クルーを引き離していきました。その後のラストスパートでは昨日と同様に水中がそれほど伸びることがありませんでした。それでも他校と比べては伸びが幾分あったので、最終的には3艇身ほどに差を広げ、1着で見事優勝を決めました。

この2日間で発揮した水中にこれからさらなる技術的・体力的に磨きをかけていくことが課題になります。そうして関東大会に臨めるときっといい戦いができることでしょう。

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