東日本選手権
- 2003/08/10
- 埼玉県戸田ボートコース
- 女子4x+ (白鳳)
- C : 小寺 雅子
- S : 桜庭 園子
- 3 : 田島 彩
- 2 : 天河 めぐみ
- B : 河瀬 侑
- 男子4x+ (蒼鱗)
- C : 中崎 太郎
- S : 西村 健
- 3 : 平井 敦史
- 2 : 三ッ石 元
- B : 大坪 雅明
女子4x+
No.81, w4x+ Final, 2003/08/10 15:40 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
2 | 筑波大学附属高校 | 2’05"98 | 4’17"93 | 2 |
3 | 埼玉選抜 | – | – | Withdrawal |
4 | 浦和第一女子高校 | 2’02"97 | 4’08"48 | 1 |
やや逆というコンディション。埼玉選抜が棄権したため、レースは一女戦へと様変わりした。スタートで出ることに成功。その後スパートで詰め寄られ、コンスタントでやや前に出られたがこちらも粘りの漕ぎで持ちこたえる。前半500mまではイメージ通りであったが、中盤過ぎから極端に蹴りの鋭さがなくなり、レートが著しく落ち、リズムが悪くなったところを一気に突き放された。悪くなったリズムを立て直すことができず、ゴール。 前半は、一女に匹敵する艇速を創出できたという収穫があった一方で、練習同様、後半の漕ぎのクォリティ向上が依然として課題である。さらにレート24以上において艇速が頭打ちしている感がある。今後の練習はレート24以上での長距離漕を中心に組み立て、一定の艇速で漕ぎぬく持久力を徹底的に養っていく必要があるだろう。陸・水上ともその観点でメニューを組み立てたい。(安藤) |
男子4x+
No.82, m4x+ Final, 2003/08/10 15:50 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
2 | 埼玉選抜 | 1’44"51 | 3’29"74 | 1 |
3 | 学習院高等科 | 1’55"56 | 3’48"10 | 2 |
4 | 筑波大学附属高校 | 1’56"73 | 3’48"54 | 3 |
全体的に、埼玉県選抜がダントツだったため、3艇レースというよりも学習院との対校戦という性質が色濃く出たレースであった。 スタートは未だ課題が残っていた上に、発艇直前に艇が曲がってしまったのを修正しきれず、曲がった艇を修正しながらのスタートとなってしまった。そのため、スタートは学習院にリードされ、追いかける形でレースは展開した。400m付近まで、差を詰めることはなかったが、400mを過ぎたあたりから、差をじりじりとつめ、ラスト300m付近では両艇一本一本で拮抗するレースとなった。 そのまま両艇流れ込むように、ゴールイン。0.44秒差で順位が決まった。 これまでのレースでも見られたように、このクルーに限らず、スタートで十分に立ち上がれず、コンスタントレートで艇速が安定する、という形が染み付いてしまっている。スタートで立ち上がりが早くなれば、前半500mはもっとタイムを縮めることができると考えられる。また、レースにおいても、他クルーを視界に入れてレースを展開したほうが、優位にレースを展開することができる。 選手、コーチともにスタートに問題意識を感じており、「力強く」の側面ばかりで見ていたスタートを、「繊細に」という側面で見直さなければならない。これから高等学校選抜東京都選考会をかねている東日本新人選手権まで5週間ほどあるが、長い視点を持って、技術として立ち上がりの早いスタートを浸透させる必要がある。 また、今回は選手をレース直前の疲労を避けるため、日射に長く当てないことを意識しすぎてしまったために、時間配分を誤り、レース直前に十分なアップができなかった。コーチにとっても大きな反省を残す大会となった。 今回は正式な対校戦ではなかったうえに、タイム差は0.44秒であったが、勝負は勝負である。この結果を謙虚に受け止め、8ヵ月後の対校戦まで、長い視野をもって以後の練習・トレーニングに取り組みたい。(宮崎) |