東日本新人選手権競漕大会

2003/09/20 – 2003/09/21
埼玉県戸田ボートコース
女子4x+ (白鳳)
C : 小寺 雅子
S : 桜庭 園子
3 : 田島 彩
2 : 天河 めぐみ
B : 河瀬 侑
男子4x+_B (珠龍)
C : 林 裕真
S : 平井 敦史
3 : 近藤 清太郎
2 : 五十嵐 弘之
B : 元村 勇也
男子4x+_A (蒼鱗)
C : 中崎 太郎
S : 西村 健
3 : 三ッ石 元
2 : 畑中 正明
B : 大坪 雅明

女子4x+

No.52, w4x+ Final, 2003/09/21 11:24
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 早稲田大学理工学部_B 2’17″02 4’33″32 4
3 早稲田大学理工学部_A 1’57″08 4’01″16 1
4 東北大学 2’07″43 4’18″21 3
5 筑波大学附属高校 2’02″49 4’12″85 2
東日本選手権から一ヶ月。前半の爆発により磨きをかけ、後半粘り漕ぐ漕ぎのスタイルの確立を目指して練習に臨んでいた。レース当日は台風により雨が降りしきったが風はあまりなく、水量が多い中での静水であった。

スタートで早稲田理工_Aと附属が飛び出す。しかし自力の差でじりじりと突き放される。そのことで緊張の糸が緩んだのか400mあたりで艇速が落ち、東北大に詰め寄られた。700mあたりで漕ぎが大きく乱れ、東北大に差されるかというところであったが何とか立て直し、再び突き放した。早稲田理工_Aには完敗で、終始二番手のままゴール。

立て直しがスムーズにできたという収穫はある一方、クルーにとっては完全に納得がいくレース運びではなかった。安定感のあるフィニッシュワークから、スムーズなワンストロークを確立せねば、ラフコンディションの河口湖では納得のいく漕ぎができないだろう。さらには有酸素系トレーニングをより充実させる必要がある。関東選抜は前半の鋭さのみで勝てるほど甘くはないと思われるからである。そこに焦点を絞り、残り一ヶ月、闘い抜く。(安藤)

男子4x+

No.25, m4x+ Heat A, 2003/09/20 13:24
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_A 1’52″61 3’49″60 2
2 学習院高等科_A Exclusion
3 開成高校 1’52″99 3’52″18 3
4 筑波大学附属高校_B 1’58″91 4’04″44 4
5 早稲田大学_A 1’41″70 3’29″44 1
Aクルー(蒼鱗)

前日のモーションがよい調子作りになり、心身ともに万全な状態で臨んだレースとなったが、台風の影響でかなりの逆流になり、一本一本で艇がなかなか進まず、消耗戦が予想された。

今回のレースは開成クルーと当たり、対校戦の前哨戦のような形でレースは展開された。

スタート直後、両艇、逆流でなかなか艇が進まない中、一本一本艇を押し進めた。400m地点付近まで、両艇、相手にリードを譲ろうとしないレースが続いたが、500m付近で開成クルーに疲れが見られてきた。600m付近では、附属クルーは一本一本確実に開成クルーを離し、900m地点では1艇身ほどの差をつけた。開成クルーのラストスパートにやや間を狭められたものの、2位でゴールイン。関東選抜出場を手中にした。(宮崎)

Bクルー(珠龍)

一枚でキャッチからフィニッシュまで艇をしっかりと進めることを目標に練習を重ねてきた珠龍クルーは、一年生としてはほとんどが初レースであったにもかかわらずその目標を意識して集中した漕ぎをすることができた。

あいにくの台風による逆流という悪コンディションに見舞われたが、スタートはオールが波にとられることなくまずまずの出だしであった。スパートを終え、ここもひとつの重要なポイントであったコンスタントに入る。ここは皆で声を出ししっかりリズムを刻むことができた。それから先は学習院との熾烈なデットヒートを繰り広げ、あわよくば先団二艇に取り付いて行こうとの意思も感じられた。

後半ではややフィニッシュの押しが甘くなりAクルーと開成には離されてしまったが、学習院からはなんとか逃げ切ることができた。

当初の目的は達したと言えるレースぶりではあったが、今日の結果を受けて自分より速い艇の進め方をもっと研究してさらなるコンスタントを追求して欲しい。

No.45, m4x+ Final B, 2003/09/21 10:42
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 学習院高等科_B 1’56″74 4’00″57 4
3 一橋大学 1’54″55 3’47″58 1
4 筑波大学附属高校_B 1’53″37 3’48″30 2
5 学習院高等科_A 1’54″96 3’54″81 3
スタートでやや後手を踏み3レーンの一橋大学に半艇身ほど出られてしまったが、その後のスパートでは遜色ない艇速を出すことができ、食らいついていった。コンスタントでは昨日同様にしっかりとレートを落とし選手もライトパドルのような意識で漕ぐことができた。ここでの艇速は学習院高等科を圧倒し、はやくも3レーンとのマッチレースの様相を呈する。

自力の差で少し離されたように見えたその時、3レーンが腹切したことによって1艇身ほどリードを奪う。ここからの2艇はまさに息詰まる熱戦を繰り広げた。相手を見ながら漕げたことによって珠龍も粘る足蹴りにより力が入る。少しずつ差を詰められ、ラスト100m地点で交わされ1秒差でのゴールインという結果にはなったが、早くもこのような接戦を経験できたことは漕手にとって非常に貴重であった。

これから長い冬を迎えるにあたって春を見据え大局的な視野で日々の練習に取り組んで欲しい。(鈴木)

No.25, m4x+ Final A, 2003/09/21 11:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学高等学院 1’48″68 3’42″34 5
2 筑波大学附属高校_A 1’49″59 3’42″00 4
3 早稲田大学_A 1’36″95 3’19″14 1
4 早稲田大学_B 1’44″51 3’27″27 2
5 開成高校 1’49″99 3’41″57 3
レース直前のアップでスタートの調子がそれほどよくないが、時間が許さないので、そのままレースに臨むことになった。

スタート直後、やはりスタートの調子はそれほどよいものではなく、早大学院クルーにリードをとられてしまった。スタートスパートで十分に艇速をのせることができず、400m付近までズルズルと艇を進めてしまった。400m付近で足ケリを入れなおして、少し体制を建て直し、やっと艇速があがってきた。700m付近でトップがならび、そのままつかず離れずのレース展開となった。

その一方で、対岸の開成クルーは、前半でやや遅れていたものの、強かに艇を進めていたようで、気がつくと、最後は、3艇で入賞を争う形になっていた。3艇はほぼ同時にゴールインし、伴走者でさえも放送の発表があるまで順位がわからない状態であった。結果は4位、開成クルーに敗北してしまった。

今回は、スタートの調子が上がらず、そのまま立て直すことなく、長距離進んでしまったことに大きな敗因があると考えられる。今後は2,3の失敗があっても、速い艇速を出すことができるようになるよう練習を組まなければならない。また、関東選抜は配艇であり、今期使用した蒼鱗にくらべて、重く、安定性が高い。残り1ヶ月で珠龍でも速い艇速を出し続けることができるように練習、トレーニングを組まなければならない。

出漕クルーのリストを見る限りだと、今回の開成クルーはベストクルーでない可能性が高い。例年に比べて、フィジカルに貧弱な現対校クルーは、関東選抜をひとつの契機として、これまで以上にフィジカル強化をすすめる必要がある。

時間はあと半年、変わるためには十分な時間である。(宮崎)

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