附属端艇部通信第2号
ヘッドコーチの鈴木啓介です。今号では、前回の公約どおり新入生の活動についてお伝えします。本年度は男子2名、女子1名の期待の新入生が入部してくれました。例年に比べやや人数は少ないものの、練習への熱意、ボートに対するやる気は例年に負けていません。人数が少ないことでジュニアコーチ陣がより個人に特化した練習を早くから行えること、そして早いうちから艇感覚を鍛えることができる小艇練習を多く行えているという意味で質の高い練習ができているという利点があります。
まず男子ですが、主にダブルを中心に、たまにスカルを織り交ぜて練習をしています。エルゴやトレーニングの方も徐々に本格的になっていき、はじめて戸田で過ごす暑い夏を頑張って乗り切ろうというところです。今の高校生は一、二年ともにほとんどの人が塾の夏期講習等を取りながらみんなで都合を合わせて戸田に来ています。コーチ陣ともども、両立をできる限り支援していきたいと思っています。
次に女子です。昨年の女子の入部がなかったこともあり、存続が危ぶまれていた女子部ですが、今年は待望の新入生が入ってくれました。1名ということで色々大変なことも多いですが、現三年の天河（本年一女戦スカル）が受験生ながら戸田に足を運んでサポートをしてくれているおかげもあってしっかりと練習ができています。天河とのダブル期間を経て、今は主にスカル練習を積んで自立への一歩を踏み出そうという状態です。
今後のことですが、二年生が7月末の国体関東ブロックを終えた後、その結果如何に関わらず一旦クルーを解体することに決定いたしました。これは、二年生と一緒に漕ぐという機会を新入生に与えることで、一層の向上が望めるという判断からです。この一、二年混合クォドルプル、二年生ダブルで8月中旬の東日本選手権に出場予定です。一年生の成長を形となって示すことができる最初の試合ですのでどうぞ皆様気軽にお越しください。
これからも部全体としてどう強くしていくかを考え、先を見据えたコーチングを心がけていきますのでご支援よろしくお願いします。