風は時たま吹くものの流れのほとんどない絶好のコンディションでのレースとなった。今回の一女シングルスカルクルーは中西とお花見レガッタでほとんど同タイムであり、接戦が予想されるレースである。スタートで飛び出した附属は、コンスタントに入っても艇速を落とすことなく一本一本相手を突き放していった。相手が見える安心感に助けられ、終始漕ぎを崩すことなく大差をつけてゴールした。タイムも自己ベストを大きく更新し、名実ともに充実したレースとなった。

附属中西はたった一人の女子部員として本当に辛いことが様々あったはずであるが、次の年後輩と共に漕ぐ日の来ることを信じ、この1 年目標をしっかりともってやってこれたことは特筆すべきことである。このことが節目の大舞台で見事、実を結んだと言える。(石田)