流れはやや順流。仕上げも上々でレースへの臨戦態勢が整っていたが、レース開始5分前を過ぎてから一女側のトラブルで発艇が20分遅れることになった。その間に流れは変わり、お互い水を捨ててしまっていたので水分補給も不可能な状態の中での発艇だった。

共にスタート直前に曲がった艇を修正できないまま発艇。そのことであせってしまい500m辺りまで漕ぎが乱れてしまっていた。そうしている間に一女側はどんどん差を広げていった。750m手前になってようやく艇速が上がったものの、時すでに遅し。250mほどの大差をつけられての惨敗だった。

レース前のトラブルは負けた言い訳にはならない。完全に実力で負けていた。しかし女子クルーは全力を出し切った。その上で負けたのなら、これからの練習に必要な何かを得られたと思う。

新たなシーズンも始まり、インターハイの都予選も目の前に迫っている。女子新入部員が一人もいない今、これからの女子クルーの更なる成長と、勝利への一歩のために今後も全力を尽くしていきたいと思う。(畑中)