第78回 開成レース

2006/05/06
埼玉県戸田ボートコース
ジュニア2x_A (ENDEAVOR)
S : 斉藤 拓真
B : 道添 翔太郎
ジュニア2x_B (CHALLENGER)
S : 小島 大明
B : 天野 友道
対校4x+ (蒼鱗)
C : 長野 洋明
S : 浅野 芙二郎
3 : 波留 啓一郎
2 : 田中 啓太郎
B : 佐藤 駿

ジュニア2x

ジュニア2x, 2006/05/06 15:50
Lane Crew 500M 1000M Rank
3 筑波大学附属高校_A 1’56"06 4’01"25 1
4 筑波大学附属高校_B 1’59"00 4’07"18 2
5 開成高校 2’01"13 4’10"69 3

風向き、流れが目まぐるしく変化し、開成レースらしい荒れかたでの試合となった。お花見でのタイムから接戦は予想された。院戦での敗北から三週間、自分達に足りないものを意識し、何を目指せばよいかをテーマに練習を積んできた。

スタートでは三艇が並び、コンスタントに入るころに附属Aがわずかに先行、附属Bはまだ開成と並んだまま。500m地点で附属Bがようやく開成に半艇身ほどリードし、相手を見ながらの落ち着いた漕ぎをした。その後附属A、Bがお互いの声を励みとし、ひたすらにゴールを目指し漕ぎきった。

一言でまとめると、「練習通り」の1000mであった。

附属Aは、漕ぎの荒さは目立つも、時折見せる伸びには驚かされる。附属Bは、スタートからの安定感が良く、粘り強い漕ぎができる。

練習で培ってきたことが試合で出せることができ、コーチの立場からすると大変嬉しく思う。

更なる目標がある限り、彼らの成長は留まることはないだろう(西村)

対校4x+

対校4x+, 2006/05/06 16:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
4 筑波大学附属高校 1’44"29 3’32"21 1
5 開成高校 1’47"42 3’36"10 2

学習院戦から三週間、学校行事等もあり、調整に若干の不安があったが、選手たちはきちっとメリハリをつけて、ピークを開成レース合わせることができた。課題はフィニッシュでの押し切りであり、コンスタントでのトップスピードが勝負の分かれ目となる。

四方にやや強い風が吹くことはあったが、コンディションはほぼ静水、好タイムの望める環境が整った。スタートでリードを奪った附属は、スパートでそのリードをさらに伸ばし、第一クォーター終了時点で一艇身差のリードとなる。しかし、安定し漕ぎを見せるものの、その後艇速が伸びきらず、500m付近ではわずかながら開成に差を詰められてしまう。勝負はラストスパート、シフトアップが入ったほどではないが艇速を伸ばし、最後は開成を突き放してのゴール、この瞬間、開成レースの歴史始まって以来初めて、勝ち数が開成とタイになった。

結果がすべての対校レースにおいて、勝利できたことは何よりもうれしい。しかし、贅沢を言えばもっとコンスタントで艇速を出せたはずである。課題としていたフィニッシュは、可もなく不可もなくという程度で、満足のいくレースであったとは残念ながらいえない。来年の対校レースは、勝ち越しをかけていつも以上に厳しい戦いが予想される。新年度に向けて大きな課題の残ったレースといえよう。 (石田)

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