附属端艇部通信第11号
現場スタッフから
- 113回 西村 健
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ヘッドコーチの西村健です。先日、6月の17,18日にI.H.予選、国体予選が行われました。女子はI.H.本戦、国体関東ブロックに駒を進めましたが、残念ながら男子の方は全種目で敗退し、3年生の波留は引退することになりました。
今後、男子は1、2年生が一度合流し、しばらくは全体の底上げに努めたいと思います。2年生と一緒に漕ぐ機会を与えられ艇上でのコミュニケーションが増えることで、1年生は様々なことを学んでくれることでしょう。1年生にとって初めての戸田での夏となりますが、漕ぐことの楽しさを感じ、将来の附属ボート部を担えるたくましさを身に着けて欲しいところです。それと同時に、漕力を上げるために2年生にはシングルスカルを多く漕いでもらうつもりです。先日のクォドルプルで優勝した早大学院と比べ、体力的な面もさることながら漕ぎの質が圧倒的に劣っていたからです。全国4位はさすがの一言でしたが、秋の東日本新人、その先にある関東選抜を見据え、猛者に立ち向かうためにはより一層の漕ぎの上達が必要であると痛感しました。
次の試合は8月に行われる東日本選手権となります。混成クルーで迎えるレースであり、主役となる116,117回生の成長が今から楽しみです。附属ボート部が強くなるために、来春の対校戦勝利を迎えるために新コーチ陣努力を惜しまない所存ですので宜しくお願いします。
- 113回 畑中 正明
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現在女子コーチの113回の畑中です。女子クルーは中央杉並高校の部員と女子クォドルプルを組み、7月下旬に栃木県谷中湖で行われる国体関東ブロック予選に出漕するとともに、8月の初めに
琵琶湖で行われるインターハイに出漕予定です。そのため、他校の部員と共にクォドルプルの練習をしながらダブルスカルの練習も行うというハードな練習日程になっています。今後の練習内容としては、先日の試合で艇速を上げきれなかったことを踏まえた上で、基本的な動きの確認を徹底させたいと思っています。自分の動きが艇の動きにどのように関わっているのか、蹴りが艇速に反映されているのか、といったことを自分の体で感じながら漕力を高めてもらいたいと思います。試合が立て込んでいてハードな夏になりますが、怪我に注意して女子クルーの更なる飛躍に努めていきたいと思いますので今後とも応援の方よろしくお願いします。
主将、副将挨拶
- 116回 田中 啓太郎
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本年度主将を務めさせていただきます、116回の田中です。今回の国体・I.H予選では男子シングル・ダブル・クォドルプルは惜しくも敗退という形になってしまいました。と同時に、波留先輩が引退となります。先輩から学んだこと、受け継いだことは必ず次世代へ伝えてみせます。一方女子ダブルが見事国体関東ブロック・インターハイ本選に駒を進めました。彼女たちの活躍を願う一方、応援に行く自分も、全国レベルのクルーが集う会場で色々と学べたらと思っております。
さて部全体のことですが、会報でお伝えしたとおり今年は新入部員が7人も入り、2年生9人とコーチ4人を合わせると20人とかなりの大所帯となっています。しかし、今年の開成レースが5月6日と遅めであり、1年生・2年生の混合クルーを組む機会がないまま国体・I.Hを迎えてしまった背景からか、まだ「附属ボート部」としての全体のまとまりがあるとは言いがたい状況です。ボートというハードスポーツは、仲間がいるからこそ続けられるものだと思います。先輩・後輩関係を超えた「附属ボート部」という枠で一つになり、高みを目指す部活。それが1年間で私が感じたボート部の印象です。まずは1年生・2年生の混合クルーで望む東日本選手権。部員・コーチ一人一人が互いに結束し、「附属ボート部」を受け継いでいきたいと思いますので、ご声援よろしくお願いします。
- 116回 清野 こはる
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副主将、116回の清野です。6/17.18の国体都予選とI.H.予選の結果、女子は中央杉並との混成クォドで国体関東ブロック、附属のダブルでI.H.本選に出場することになりました。クォドは、つい最近結成したばかりで、練習時間もあまりとれませんが、レースに出るからには本気で取り組んでいきたいと思います。ダブルでは、五月の一女戦で思い通りのタイムを出せませんでしたが、I.H.という大舞台でこそ、自分たちの納得のいく漕ぎをしてきたいと思います。
今年も女子部員は2人ではありますが、男子は14人ととても賑やかです。同じ艇に乗ってレースには出られませんが、附属の仲間として、西村ヘッドコーチをはじめコーチの方々の指導のもと、これから一年間協力し合っていきたいと思います。OB,OGの皆さん、これからもご声援よろしくお願いします。