東日本選手権

2007/08/11 – 8/12
埼玉県戸田ボートコース
高校男子2x (DISCOVERY)
S : 寺嶋 黎
B : 堀野 剛史
高校男子4x+_A (蒼鱗)
C : 中村 鮎葉
S : 石塚 勇輝
3 : 山口 明彦
2 : 船曳 隼大
B : 隈部 壽照
高校男子4x+_B (珠龍)
C : 手塚 太久
S : 二見 紘史
3 : 黒川 良顕
2 : 穂積 暢史
B : 出口 拓磨
高校男子4x+_C (白鳳)
C : 岡田 彪利
S : 行川 修平
3 : 小山 拓摩
2 : 田中 俊平
B : 小田 裕将

高校男子2x

No.13, m2x Heat A, 2007/08/11 11:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
2 学習院高等科_A 1’52"84 3’55"20 3->Final A(T)
3 早稲田大学高等学院_A 2’15"34 4’34"53 4->Final A(T)
4 開成高校 1’48"94 3’40"26 2->Final A(T)
5 筑波大学附属高校 1’49"17 3’39"96 1->Final A

気温が極度に高いのを除けばコンディションはすこぶるよかった。スタートはバウ堀野の初レースということもあって少し慎重にいきすぎ遅れをとったが、そのあとのスパートでぐんぐん伸ばして他艇を離していく。しかし隣の開成のスパートもすばらしいものがあり、レース序盤にしてさながら開成レースの模様を呈する状況になる。高めのレートで飛ばす開成に対して附属は落ち着いたレートで一本一本押していった。400メートル地点で若干リードするが第3クォーターで失速し再び捉えられてしまい、その後は息を呑む展開が続いたがラストスパートで何とか差しきった。両艇ともにタイム・内容において非凡なものがあり、来年の開成レースが楽しみになるレースだったといえる。(近藤)

No.53, m2x Final A, 2007/08/12 14:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田大学高等学院_A 2’10"79 4’22"27 5
2 開成高校 1’44"54 3’37"90 1
3 筑波大学附属高校 1’44"25 3’38"20 2
4 学習院高等科_B 2’05"65 4’16"46 4
5 学習院高等科_A 1’46"35 3’47"09 3

今日は前日よりやや穏やかな暑さの中、レースが始まった。コンディションは最初こそやや順流であったものの、途中風の向きが頻繁に変わり、風への対応がまだ未熟な1年生には厳しいレースとなった。スタートは附属、開成、学習院Aの3艇が並んで飛び出る。スパートを多少長めに取ることで、序盤から開成に先行することが出来た。学習院Aは前日よりも粘りを見せたが、中盤を過ぎたところで徐々に失速し、附属と開成のデッドヒートとなった。いずれの艇も抜群の伸びを見せ、手に汗握るレース展開が続いたが、開成がかなり早い段階でラストスパートに入り、附属を一気に引き離しにかかる。附属も一度は差し返すが、第4クォーター中盤で崩れ、その後猛追するもののトップボールの差で届かず、2位でゴールした。

敗れはしたものの、漕ぎ始めたばかりの1年生と2年生で3分38秒という良タイムを弾き出したことは賞賛されるべきだろう。秋の新人戦に向けて、更なる上達が期待される。(浅野)

高校男子4x+

No.23, m4x+ Heat A, 2007/08/11 13:30
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_C 1’57"75 3’54"28 1->Final A
2 学習院高等科_B 2’03"49 4’05"11 3
3 筑波大学附属高校_B 1’59"72 3’56"97 2->Final A(T)
4 早稲田大学高等学院_C 2’05"42 4’08"07 5
5 早稲田大学高等学院_B 2’03"74 4’05"70 4

なぜか各校の下位クルーがそろったヒートA。その中でここまで17・15モーションを本格的にこなしてきた珠龍・白鳳クルーは当然スタートから飛び出した。試合前の練習ではまだ硬さが見られたが本番では両艇ともにコンスタントですいすい艇を伸ばしていき、レースは附属の独壇場となった。500メートルを過ぎるまでに2年生の多い白鳳がリードを徐々に広げ始めたが珠龍もよく粘り、そのまま続けざまゴールに飛び込んだ。両艇中1年生が7人という条件ではなかなかの結果だと思う。明日も決勝Aで暴れまわって欲しい。(近藤)

No.24, m4x+ Heat B, 2007/08/11 13:36
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 早稲田実業学校高等部 1’54"44 3’50"98 3->Final A(T)
2 筑波大学附属高校_A 1’55"70 3’50"54 2->Final A(T)
3 早稲田大学高等学院_A 1’52"15 3’47"79 1->Final A
4 学習院高等科_C 2’02"51 4’07"75 4
5 学習院高等科_A 2’17"54 4’32"04 5

今日は厳しく太陽が照りつける、逆流の中でのレースであった。スタート直後は学院、実業と並んでいたものの、スパートから引き離され始め、先行する2艇を追いかける形でレースは進行した。第2クォーターの後半で徐々に附属が伸び始め、第3クォーターで実業を差す。ラストスパートにかけてさらに艇速を伸ばし、トップの学院に食らいつこうとするも、終盤で大幅に減速、実業に差しきられる直前にゴールした。

1年生にとっては初めてのレースということもあり、多少漕ぎが荒れる場面も見られたが、致命的なミスを犯すこともなく漕ぎきることができた。明日は、いかに学院に食らいついていけるかが勝利の鍵となるだろう。(浅野)

No.60, m4x+ Final A, 2007/08/12 14:42
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校_B 1’56"76 3’47"29 5
2 筑波大学附属高校_A 1’50"55 3’41"46 3
3 早稲田大学高等学院_A 1’49"14 3’40"19 1
4 筑波大学附属高校_C 1’51"58 3’43"31 4
5 早稲田実業学校高等部 1’49"71 3’40"94 2

穏やかな水の中でのレースとなった。スタートで珠龍が出遅れ、他の4艇がほぼ一線になってのレースとなった。スパートまでに学院、実業がやや飛び出し、附属勢はそれを追いかけるという展開になった。学院、実業、蒼鱗、白鳳の順に1艇身以内の差で競り合う。各艇共に粘り強い漕ぎを見せ、差はほとんど変わる事無くレースは進行する。中盤から附属Aがぐいぐいと艇を進め、実業に追いすがる。一瞬並びかけるものの、実業もラストで粘りを見せ、順位は変わる事無くゴールとなった。

スタートで出遅れた珠龍を除けば、1艇身の間に収まるほど戦力が拮抗した良いレースだった。結果的に学院、実業には僅かに及ばなかったものの、1、2年生の混成クルーで、しかも3艇を決勝Aに送り出し、全艇が3分40秒台という好タイムをたたき出したことは附属端艇部の総合力の高さを示しているといっても良いだろう。

1年生はこのレースを通じて相手に勝つことの楽しさ、相手に勝つことの難しさを知ることができただろう。相手に負けた悔しさ、自分の漕ぎの至らなかった部分を知ることができただろう。2年生は後輩との漕ぎの中で、先輩としての責任感、率先して蹴ることを身に着けることができただろう。この経験を糧に、秋に向けてさらに伸びていって欲しい。成長を期待する。(林)

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