附属端艇部通信第19号
現場から
- 114回 近藤 清太郎
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暑いですね。みなさん東日本選手権の結果はご覧になったでしょうか。遅くなりましたが簡単に総括します。
結果は例年の附属の本大会での成績を考えると可もなく不可もなくというところでしょうか。ただクォドが全艇決勝Aに進出したこと、ダブルが入賞したことは今回の大きな特徴であり、優れたところであったと思います。特にダブルは開成には敗れたものの、タイムや漕ぎの内容は1年生と2年生のペアとは思えないものであり、今後が期待されます。またクォドも1年生の蓼科合宿や塾通いによってなかなか全員での練習が出来ない条件でしたが、どのクルーも当初課されたモーション数を各自こなすことで試合までの完成度を自律的に高めていくことになり、かえってボートに対する積極的な姿勢を形成することが出来たのではないかと思います。さらに、前回書いたようにコーチの数が慢性的に不足していましたが、2年生がいい意味でお互いにライバル意識を持ち、各自のクルーを責任を持って引っ張っていってくれたことによりなんとかその欠落を埋めることが出来ました。今回の戦績の多くは彼ら自身に負うものが大きいと思います。現在2年生である117回生の入部当初の姿に比べれると頼もしい限りです。
さて、大会後はお盆休みを取り、現在10月の新人戦に向けたクルーのシートレースの真っ只中です。クォドの漕手のうち3人はほぼ決まっていますが、あと一人に決定的な選手がいないというのが正直なところです。1年生の起用も考慮に入れつつ林と頭をひねりながら最速を狙えるクルーを探しています。ただ、決定的な選手がいないといってもレベルが低いわけではなく、どの選手が乗ってもある程度の成績を狙える感触は感じていますので、これからが楽しみです。みなさんも是非応援よろしくお願いします。
- 117回 隈部 寿照
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6月に行われた、2年生のベストメンバーで臨んだインターハイ・国体予選で残念ながら敗退した後は、先日行われた東日本選手権に向けて1年生と合流し練習をしてきました。今年の1年生は皆努力家であり、日頃の部活に真面目に取り組んでいます。また、東日本選手権に向けてそれぞれのクルーが別のクルーを良い意味でライバル視し、お互いに技術を高め合い成長することができたと思います。惜しくも全員でとはいきませんでしたが、東日本選手権では、4艇中で2艇はメダルを取り、残り2艇も優秀な成績を収めることができました。
今後は10月に行われる東日本新人選手権に向けて練習していきます。東日本新人選手権は、全国へとつながる大切な試合であるので、今回の大会で得た全てを出し切れるように全員でボートに打ち込んでいくつもりです。2年生である自分は、1年生を引っ張っていくと同時に1年生に抜かされることがないように精一杯努力していきたいと思います。
1年生、2年生で協力し最高のボート部にできるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
- 117回 小田 裕将
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つい先日行われました東日本選手権の模様を選手の立場から紹介させて頂きます。
この大会は1年生にとって初めての大会で、且つ僕等の代にとっては漕ぎを様々な方向から高めていく期間でもありました。僕が乗った艇は白鳳で、1年3人、2年2人の混成クルーです。この艇は2年がそれぞれバウ、ストロークのポジションだったので、艇を前後から盛り上げつつ、1年もそれに負けないように声を出していく様心掛けました。
そう意気込んだものの時期が夏休みで皆の予定が合わず、5人揃う事無くモーションが行われる日が多々ありました。そのため試合が近づいてもクルーの課題は少なからず残されており、結局ラストスパートの練習が心残りなままその日を迎えました。
そんな心配を1年生はものともせず、ラストスパートではコックスの声、蹴り出し、リズム、もちろんスタートやコンスタントでの漕ぎ全てが試合で成長し、決勝Aではクルー最高タイムを10秒も上回るタイムを出す事が出来ました。
しかし結果は4位惨敗です。メダルも1年生にあげられず悔しい思いで一杯です。でも得た経験もメダル以上に沢山あったはずです。岡田、小山、田中、この経験を踏まえてこれからも試合にかける気持ちと普段の練習の大切さを忘れないで下さい。
僕もまだまだです。1000トラのタイムも上の2人に追いつける様に頑張ります。漕ぎの技術ももっと高めます。関東選抜、そして全国に繋がる東日本新人に向けてのクルー決めが始まりました。今から試合が始まった気持ちで、全力で取り組んで行きます。