関東高等学校選抜ボート大会
- 2007/11/3 – 2007/11/4
- 埼玉県戸田ボートコース
- 男子4x+
- S : 石塚 勇輝
- 3 : 寺嶋 黎
- 2 : 二見 紘史
- B : 行川 修平
- C : 隈部 壽照
男子4x+
No8, m4x+ 予選 B, 2007/11/3 10:10 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
2 | 埼玉県大宮高校 | 1’45"43 | 3’34"43 | (3) |
3 | 東京都筑波大学附属高校 | 1’40"34 | 3’29"24 | 2 |
4 | 神奈川県法政大学第二高校B | 1’52"19 | 3’47"74 | (4) |
5 | 埼玉県越谷高校 | 1’43"16 | 3’27"00 | 1 |
クルーにとって初めての配艇レースであり、これまで漕ぎやすい新艇を使っていたこともあって規格艇でのレースに若干の不安を抱えてのスタートとなった。コンディションはごく弱い順流。不安があったとはいえ、東京都予選以来スタート練習を重ねていただけあってなかなかの滑り出しを決める。さらにスパートで他艇を引き離し、500メートルまでには2位越ヶ谷に一艇身差をつける。しかし、コンスタントが良かったわけではなく、ここまでの練習でほとんど悪い点を指摘することのなかったシンクロは影を潜め、気合だけで押している感じでクルーが疲れていくのは目に見えてわかった。後半ガクッと落ちたところを前半様子を伺っていた越ヶ谷にあっさり差され、逆に一艇身差をつけられてゴールした。結果は2位で、予選は通過できた。器用さはないクルーなので、初戦は心配していたがやはりいい漕ぎはできなかった。しかし、そのような漕ぎながら予選を通過できたことは、ここからの飛躍を期待させた。予選時点でタイムは5位。全国への期待は膨らんだ。(近藤) |
No39, m4x+ 準決勝 A, 2007/11/4 10:00 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 山梨県富士北稜高校 | 1’38"98 | 3’23"40 | 2 |
2 | 東京都筑波大学附属高校 | 1’38"60 | 3’25"97 | (4) |
3 | 茨城県潮来高校 | 1’38"27 | 3’22"85 | 1 |
4 | 東京都早稲田大学高等学院 | 1’39"91 | 3’24"08 | 3 |
5 | 埼玉県南稜高校 | 1’40"50 | 3’30"04 | (5) |
直前のミーティングで緊張しているクルーに、「もっている地力での試合の結果はすでに決まっている。あとはどれだけ自分たちのベストに近づけるかだ。」という話をした。 実際、新艇に乗っていたときの漕ぎを出せれば、決勝進出は難しいことではないと考えていた。コンディションは静水で、気温もちょうど良い。いいタイムが出るはずである。スタート。全クルー横一線で抜きつ抜かれつを繰り返し、激しいデッドヒートに。附属も完全にクルーの統一を取り戻し、大きなレンジと落ち着いたレートでしっかりとついていく。しかし、ラスト300メートルから潮来・学院・富士北稜が勝負をかけていく中、附属はどうしてもレートを上げられない。コンスタントで落ち着いたままだんだんレートが下がっていってしまう練習でも見られた問題点がここで出てしまった。最後は振り切られて4位に終わり、決勝進出はならなかった。 負けた身でありながら敢えて言うと、今回の大会はこれまで見てきた関東選抜の中でもタイムや漕ぎのうまさからいってレベルはそんなに高くなかったと感じる。そんな中で決勝進出がならなかった我が校のレベルは推して知るべしだが、それでも技術レベルだけで見ればかなり上の方だったと思う。結局は速さが一番なのはもちろんだが、漕いでいる姿としては誰に見せても恥ずかしくない大胆かつしなやかな漕ぎが最後にはできたのではないだろうか。それだけに残念なのは、筋力・持久力はもちろん、何が何でも勝ってやるというがむしゃらなエネルギーが現在の附属にはないことだ。開成のスカルの選手が今回全国を決めたのだが、彼は周りの人が振り返るほど号泣していた。泣けとはいわないが、やはり全国に行くためにはそこまでの情熱が必要なのだろう。117回の選手も厳しい練習に耐えたし、ここ一ヶ月の練習はすべて前向きな充実したものだった。しかしそれだけでは足りないのか。ここから開成レースまでの期間はその答えを探さなくてはならない。(近藤) |