第57回お花見レガッタ
- 2008/04/05 – 2008/04/06
- 埼玉県戸田ボートコース
- 男子2x (DISCOVERY)
- S : 田中 俊平
- B : 小山 拓摩
- 男子4x+_A (朱龍)
- C : 隈部 壽照
- S : 石塚 勇輝
- 3 : 黒川 良顕
- 2 : 寺嶋 黎
- B : 行川 修平
- 男子4x+_B (蒼鱗)
- C : 手塚 太久
- S : 穂積 暢史
- 3 : 小田 裕将
- 2 : 船曳 隼大
- B : 出口 拓磨
- 男子4x+_C (珠龍)
- C : 中村 鮎葉
- S : 二見 紘史
- 3 : 堀野 剛史
- 2 : 山口 明彦
- B : 岡田 彪利
男子2x
No.38, M2x Heat H, 2008/04/05 11:35 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 東北大学 | 1’44"99 | 3’37"27 | 2 |
2 | 早稲田大学 | withdrawal | ||
3 | 筑波大学附属高校 | 1’50"41 | 3’43"43 | 3 |
4 | 慶応義塾高等学校_B | 1’52"24 | 3’47"94 | 4 |
5 | ダイキ | 1’35"69 | 3’18"02 | 1->Semi-Final |
お花見レガッタにしては珍しく、波のない順流の中でのレースとなった。新2年生の二人にとっては昨年の夏以来の大会で、スタート前から緊張が見て取れた。社会人、大学生クルーと一緒のレースであったが、スタートは遜色なく動き出した。しかし試合での焦りからかスパートでうまく蹴りが入らず、艇速を伸ばしきれずにダイキ、東北大学には出られてしまう。圧倒的な力でダイキがレースを引っ張り、東北大学から少し水が開いて附属、慶応義塾という展開でレースが進んだ。焦りが見え、二人の漕ぎが今一つ揃わない。リズムに乗り切れず、レートが低いままという状況ではあったが、慶応の艇を見ながらレースが出来たことによって気合が乗り、最後まで艇の伸びを持続することが出来た。 格上のクルーとの対戦であったために、社会人・大学生クルーに次ぐ3位という結果は想定通りではあった。しかし、練習と同じ漕ぎをし、もう少し落ち着いて、よいリズムで漕ぐことが出来たならもっとよい結果が出せたであろう。順位決定戦では実力のほぼ拮抗したクルーでの対戦となる。その中で自分たちの最高の実力を出し切ってほしい。(林) |
No.98, M2x Final E, 2008/04/06 11:15 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 埼玉県警察機動隊 | 1’54"54 | 3’52"59 | 1 |
2 | 学習院高等科_A | 1’55"09 | 4’01"57 | 6 |
3 | 早稲田大学高等学院_B | 1’56"76 | 3’56"75 | 2 |
4 | 東京工業大学 | 1’57"71 | 3’59"31 | 4 |
5 | 大宮高校 | 1’55"62 | 4’00"59 | 5 |
6 | 筑波大学附属高校 | 1’57"44 | 3’58"98 | 3 |
波のない穏やかな逆流の中でのレースとなった。附属はスタート2、3本目で失敗し、飛び出すことは出来なかった。しかし、即座に復帰しそこからのスパートを伸ばすことに成功する。結果的には他艇とあまり遜色のない立ち上がりになった。飛び出した埼玉県警機動隊を他の5艇で追いかける展開となった。その中でも学習院、大宮が半艇身ほどリードしてレースは進んだ。附属は隣の大宮の艇を見ながら、昨日の教訓を生かして落ち着いて一本一本を伸ばした。そして、じわじわとその差を詰めていく。団子状態の中から早稲田学院が抜け出し、前半の疲れが見えた学習院、大宮を、附属と東工大が差していった。最後は東工大との競り合いになったが、粘り強い漕ぎで半カンバス弱ほどの差をつけ、附属は3位でレースを終えた。 一本一本落ち着いて漕ぐことにより前回よりもいいリズムで艇を進めることが出来た。しかし、実力の拮抗した中でのレースであるが故に、スタートでのミスはもったいなかった。隣にちょっと先を行く艇が見えたから蹴れたと本人たちは言っていたが、相手の背中を見ながらのレースであればさらに余裕のある展開が出来ただろう。また、前回より漕ぎは改善したものの、やはり練習ほどの正確さは欠いていたように見える。対校戦までの練習は数回しかないが、さらに自分たちの漕ぎを磨き上げて、対校戦を勝利で飾ってほしい。(林) |
男子4x+
No.45, M4x+ Heat A, 2008/04/05 12:10 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 早稲田大学高等学院_B | 1’37"31 | 3’18"82 | 1->Semi-Final |
2 | 筑波大学附属高校_B | 1’45"15 | 3’35"77 | 3 |
3 | 慶應義塾高等学校_B | 1’47"04 | 3’36"03 | 4 |
4 | 筑波大学附属高校_A | 1’37"59 | 3’20"94 | 2->Semi-Final(T) |
5 | 佐野高等学校 | 1’44"94 | 3’36"80 | 5 |
対校クルーコンディションは軽い逆流、組み合わせにも恵まれ、リラックスして漕げるようにも思われたがやはり久しぶりのレースということもあって唯一の2年生・黒川などは特に緊張した中でのスタートとなった。合宿中からかなり重点的に練習した成果か、まずまずのスタートを切ったが、緊張から来る固さが見られ、スパート・コンスタントが小さくまとまりいまいち伸びが出ない。食いついてきた学院Bとの接戦となる。ここで附属は攻めの漕ぎができず、700mあたりで疲れからレートが落ち始めてずるずると半艇身つけられ、スパートを入れるも逆に崩れてしまい、学院のジュニアクルーにまさかの敗戦となった。とはいえこれまでの千トラより格段に内容はよく、タイムも全体で4位で、準決勝進出を決めた。自信を失いかけていたクルー・コーチにはとてもよいレースとなり、選手の表情に軽さが出たのは収穫だった。(近藤) ジュニアクルースタートから学院と朱龍が飛び出し、残る三艇での競り合いとなった。蒼鱗はスタートで遅れるが、力強いコンスタントで何とか他艇に食らいついた。序盤は佐野、附属、慶応の順で、大きく差がつくようなこともなくレースが進行する。500m地点から、附属クルーがじわじわと伸び始め、佐野を差し始める。しかし、スパートに入るのが遅れて、なかなか差し切ることができなかった。ようやく佐野を差したところで、慶応が怒涛のラストスパートで追いかけてくるも、何とか先行してゴールすることができた。結果は、下位三艇の差がわずか一秒という大接戦のレースとなった。これまでのベストタイムを大きく更新出来たのは良かったが、もっと早くから仕掛ければより良い結果だったろうことは疑いえない。さらに、スタート・スパートも大いに改善の余地が見受けられ、大いに課題が残った。(浅野) |
No.47, M4x+ Heat C, 2008/04/05 12:20 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
2 | 学習院高等科_B | 1’48"73 | 3’43"90 | 4 |
3 | 慶応義塾志木高校_B | 1’42"83 | 3’30"56 | 1->Semi-Final |
4 | 筑波大学附属高等学校_C | 1’45"82 | 3’35"81 | 2 |
5 | 開成高校_B | 1’46"10 | 3’36"33 | 3 |
緩やかな順流の中でのレースとなった。珠龍のスタートが伸びないことは以前からわかっていたので、スパートを多く入れることでその欠点を補おうとしてきた。その作戦が功を奏したのか、附属は慶応志木に次ぐタイムで500m地点を通過する。わずかながら準決勝進出の可能性が見えたが、そのあとが伸びず、志木には引き離されてしまう。さらには隣の開成Bがしっかりと食らいついてきており、終盤は危なげなレース展開となった。しかし附属はここできっちりと粘り、結果、院戦・開成レースで当たることになるだろう両校のジュニアを下すことができた。タイムを見ても、ここのところ負け続けていた蒼鱗クルーに迫る好タイムであり、次に向かって大いに期待の膨らむレースとなった。(浅野) |
No.69, M4x+ SemiFinal A, 2008/04/05 15:35 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 開成高校_A | 1’44"60 | 3’36"22 | 3 |
2 | 慶応義塾高等学校_C | 1’48"82 | 3’43"58 | 5 |
3 | 早稲田大学高等学院_A | 1’40"93 | 3’26"29 | 2->Final A |
4 | 慶応義塾志木高校_B | 1’45"12 | 3’37"21 | 4 |
5 | 筑波大学附属高校_A | 1’38"62 | 3’25"95 | 1->Final A |
予選で1秒差でだった開成が同じヒートで独特の緊張感が漂ったが、応援に来てくださった竹村さんの「いまは負けてもいい。一度当たるのが大切だ。」という言葉に選手は気が楽になったのではないだろうか、スタートは私がその場で叫んでしまうほどうまくいった。スパートもよく伸び、コンスタントはミーティングで注意したとおり落としすぎずに攻めのリズムにもっていけた。気がつけば予選1位の学院Aにもリードし、トップで艇を伸ばしていく。選手もかなり興奮したと思うが、漕ぎは落ち着いており課題だったオールの舞い上がりもほとんどない。一時は学院に1艇身まで差をつけ、最後にさされたものの1位でゴールした。 帰ってきたときの選手の顔は晴ればれとしており、久々に会心の1000メートルだったように思う。附属らしい伸びのある漕ぎをOBの方々にも見せられた。しかし、私自身はこのクルーの実力はまだまだこんなものではないと信じている。とりあえずは超接戦が予想される2日目の決勝戦で経験値を積んでもらいたい。(近藤) |
No.110, M4x+ Final C, 2008/04/06 12:15 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 慶応義塾高等学校_B | 1’47"75 | 3’43"52 | 1 |
2 | 筑波大学附属高校_B | 1’50"60 | 3’46"35 | 2 |
3 | 早稲田実業学校高等部 | 1’50"78 | 3’48"57 | 3 |
4 | 早稲田大学高等学院_C | 1’50"99 | 3’49"09 | 4 |
5 | 筑波大学附属高校_C | 1’51"75 | 3’52"88 | 5 |
ジュニアクルー二艇ともが同じFinalに出艇するということで、珠龍・蒼鱗両クルーともに良い緊張感が流れていた。前日のレースで二艇のタイム差が0.04秒と拮抗していたため、両艇「負けられない」という気持ちは一層強かったろうと思う。緩やかな逆流の中、レースはスタートした。まず慶応が飛び出し、蒼鱗は何とか実業・学院と並ぶも、珠龍は置いていかれてしまう。だがそこでめげることなく、珠龍は良い粘りを見せ、よく他の艇に食らいついていった。一方の蒼鱗は、早めのラストスパートに入ることで、じわじわと慶応を差していったが、再び引き離されてしまい、学院・実業より少し先んじてゴールした。珠龍も早めに仕掛けようとはしたのだが、思うように伸びることができず、五位という結果に終わった。 今回のお花見レガッタで見えたジュニアの課題は、①スタートからスパート、及び②ラストスパートである。両艇とも、コンスタントの押しは決して悪くはなかった。しかし、スタートで遅れてしまうことと、ラストスパートを入れる(仕掛ける)タイミングが遅いこと、この二点で大きく損をしてしまった。そのため二日目の今日は、予めその旨を伝えておき、状況によっては早く仕掛けるようにさせた。この作戦は功を奏し、蒼鱗は500m地点まで横並びだった二艇に多少の差をつけてゴールすることが出来た。珠龍も負けはしたが、いつも以上に後半が粘れたという印象を受けた。院戦・開成レースまでもう数回しかモーションはない。今出来るのは、技術の向上と、レース戦術を熟達させることだ。対校戦で、最高のパフォーマンスが出来るよう練習を重ねていく。(浅野) |
No.127, M4x+ Final A, 2008/04/06 16:00 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 慶応義塾高等学校_A | 1’47"81 | 3’37"95 | 5 |
2 | 筑波大学附属高校_A | 1’42"84 | 3’33"07 | 2 |
3 | 早稲田大学高等学院_B | 1’45"65 | 3’34"20 | 4 |
4 | 慶応義塾志木高校_A | 1’44"72 | 3’33"68 | 3 |
5 | 早稲田大学高等学院_A | 1’42"16 | 3’25"72 | 1 |
4艇が前日の予選のタイムで2秒以内にひしめく大接戦が予想されるレースだった。附属はその中で3番目のタイムであり、確実に表彰台に上るためにはなんとしても学院Bと志木を食わなければらない。クルーには、接戦が予想されること・そのなかであくまで勝つことを目指すこと・そのために常に攻めの漕ぎをすることを伝えた。2艇のぶつかり合いというシビアな条件の対校戦の予行にはもってこいのレースだった。 ほぼ静水でのスタート。今回の大会は本当にコンディションに恵まれた。1本目を確実に決め、スパートで頭一つ抜け出ていく。そのままコンスタントへ。しかしどう見てもレートが高い。あとで聞けば40出ていたとか。その後のバテが心配されたが、抜け出たおかげで学院Bと志木を見ながら落ち着いてレースを運んでいく。ただし学院Aは地力を発揮しコンスタントでどんどん先へ行ってしまった。附属は500メートルまでに後続に1艇身をつけたが、やはり前半の疲れが出始め、漕ぎはまとまっていたもののどうしても伸びが出なくなってくる。そのまま徐々に志木につめられたが、最後は先行の利があってなんとかかわして2位でゴール。最後はひやひやしたものの、天竜にも出場した学院Aに次ぐ2位という結果は満足できるものであった。 この大会を通じてクルーに潜在的な実力相応の自信がついたことと、自己分析→話し合い→実行というプロセスが自然に生まれたことは大きな収穫だったと感じている。(近藤) |