第81回 開成レース・第23回 浦和一女戦

2009/04/18
埼玉県戸田ボートコース
OB KF(舵手付きナックルフォア)
C : 杉浦 達也
S : 鈴木 幹雄
3 : 瀬井 威公
2 : 菅原 崇之
B : 宮崎 浩之
女子招待4x+ (紫雲)
C : 中原 桃子
S : 辻次 美祐
3 : 田村 浩子
2 : 田畑 柚紀子
B : 岩本 晏奈
招待2x (DISCOVERY)
S : 穂積 暢史
B : 小山 拓摩
ジュニア4x+_A (蒼鱗)
C : 市島 健吾
S : 柳沼 翔平
3 : 齊藤 豪視
2 : 大島 育宙
B : 田中 俊平
ジュニア4x+_B (鳴鳳)
C : 根岸 潤
S : 渋江 遼平
3 : 内藤 草太
2 : 村本 耀一
B : 町田 達裕
対校4x+ (朱龍)
C : 手塚 太久
S : 黒川 良顕
3 : 堀野 剛史
2 : 船曳 隼大
B : 出口 拓磨

OBレース (舵手付きナックルフォア)

OBレース, 2009/04/18 15:10
Lane Crew 300M Rank
1 桐漕倶楽部 1’16 1
2 開成艇友会 1’22 2
 

招待女子4x+

招待女子4x+, 2009/04/18 15:20
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校 2’03″30 4’09″60 2
2 浦和第一女子高校 1’57″84 4’00″18 1
レース当日は流れもなく、最高のコンディションであった。スタートからいつも通り、きれいにコンスタントまで繋げたが、一本一本の漕ぎの強さがやや下回ったのか、ぐいぐいと離されてゆく。500m地点あたりでは気合いの入った脚蹴りで少し差し返したかと思われたが、その伸びをキープすることはできずに残り200mあたりでラストスパートをかけるもののやはり2艇身の差は詰められずに、結果、9秒差でのゴールだった。

負けたとは言っても、正直この時点ではこれ以上の結果は望めなかっただろう。タイム的にもベストに近いものだったし、常に相手が見えなかったにもかかわらずクルー同士声を掛け合い、決して蹴りを落とすことはなかったので不思議と悔しさは微塵も感じなかった。だが次回の一女戦は引退試合として迎えることになる。準備を万全にして有終の美を飾るために1年間互いに切磋琢磨し、更なる次元の漕ぎに昇華させたい。(小島)

招待2x

招待2x, 2009/04/18 15:40
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校 1’51″18 3’50″42 1
2 中央大学杉並高校 1’53″14 3’55″16 2
ついに迎えたラストレース。2人の気合はものすごいものであった。 スタートはもともと安定感があったが、このレースでもいいスタートを切ることに成功する。しかし、今回は相手の中杉も食らいついてきた。1艇身差ほどの附属のリードでレースは進行する。300m地点前後で差されかけ、一瞬ヒヤリとするが、それでも2人はいつも通り落ち着いて漕ぎ続けた。そして、課題であった中盤で中杉を引き離すことに成功する。その後も安定した漕ぎで、最終的には3艇身ほどの差をつけて、2人のラストレースは終わった。すばらしい勝利だった。

お花見や院戦のタイムから見た予想とは違う展開になり、穂積・小山は内心焦った部分もあっただろうが、それが漕ぎに出てしまうことがなかった。そして、長く課題であり続けた「中盤の蹴り」も見事に克服した。勝つべくして勝った、と言えるだろう。 1年間一緒に漕いでいたこともあり、2人が有終の美を飾れたことは私としても、とても嬉しい。2人とも、2年間、お疲れ様。(石塚)

ジュニア4x+

招待4x+, 2009/04/18 15:50
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 開成高校 1’47″20 3’40″52 1
2 筑波大学附属高校_A 1’49″21 3’43″79 2
3 筑波大学附属高校_B 1’50″85 3’49″35 3

蒼鱗

風も無く、波も穏やかで理想的なレース日和となった。スタートで開成にカンバスほど出られたものの自分たちのリズムを崩すことなく、スパート、そしてコンスタントと非常にスムーズに入れていた。中盤でも艇のスピードはほとんど落ちず、また漕ぎも崩れずに開成に食いついていた。中盤からラストまでのもう一伸びが足らなかったのか、開成に3分の2艇身ほどつけられた形でゴールした。結果的には負けてしまったが、内容は完璧だったと思う。「中盤の粘り、終盤での漕ぎ、姿勢の維持」という課題をしっかりとこなしていた。

唯一3年生のバウ田中は対校には乗れなかったものの、2年の漕ぎの指導を丁寧にし、クルーを確実に前は前へと引っ張って行ってくれた。田中には本当に感謝している。お花見レガッタ、院戦、開成レースと、この短期間で得たものは自分が思っているよりもはるかに大きいものである。引退する身であっても、続ける身であってもこのクルーで作り上げてきたモノは決して忘れることなく、思い出の1ページに深く刻んでもらいたいと思う。(行川)

鳴鳳

天候に恵まれた日となった。出艇前、円陣を組み、大空へと高らかに気合の叫びを響かせた。

蒼鱗よりもスタートを得意とする鳴鳳であったが、この日はスタートでカンバスほど出られてしまった。鳴鳳はクルーで話し合い、スパートを10本でなく15本に増やしレースに臨んだ。その結果、追いつきはしなかったものの「序盤から飛ばしていく」という姿勢は大いに見て取れた。中盤、終盤と焦ってくると漕ぎが小さく、粘り強さも無くなってしまい、開成と1.5艇身程離れてゴールした。。

今回のレースで鳴鳳クルーの弱点は中盤以降の粘り強さ、漕ぎの効率性であると感じた。鳴鳳は2年生だけで構成される唯一のクルーである。お手本となる漕人がいないため、自分たちの頭で考え、話し合い、高めあってきた。院戦からの1週間、天候に苛まれながらもこの開成レースのために本当に努力してきた。確実にレースを重ねていくにつれて進化しているのが自分にもはっきりとわかる。レースの結果がどうあれ、今まで培ってきた経験を十分に生かし、これからのボート人生を乗り切ってもらいたいと思う。(行川)

対校4x+

対校4x+, 2009/04/18 16:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 開成高校 1’42″67 3’31″06 2
2 筑波大学附属高校 1’43″20 3’30″68 1
非常に良好なコンディションの中でのレースとなった。スタートで開成に少し出られるが、学習院戦のようにクルーが焦ることもなく、落ち着いて練習通りの漕ぎをすることができていた。微差で開成に先行されたままレースが進行するが、後半から徐々に附属が差し始め、700m付近で逆に前に出た。その後、一度は開成に差し返されそうになるも冷静に逃げ切り、最終的には約0.4秒差で勝利。近年まれに見る大接戦であったが、コーチ・クルーとしては「実力を出し切ればこうなる」と予想していた通りのレース展開であった。

大敗を喫した学習院戦からわずか1週間で、メンタル面の弱さを克服できたことは非常に素晴らしい。その背景にあるのは、漕ぎ続けてきた2年間への自信と、厳しい練習を共に乗り越えてきたクルーへの確かな信頼だろう。それぞれが自身の最高の漕ぎをすること、クルーで心を1つに合わせることができていた最高のレースだった。(長野)

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