第83回 開成レース・第25回 浦和一女戦
- 2011/04/16
- 埼玉県戸田ボートコース
- OBナックルフォア
- C: 鈴木 幹雄
- S: 千葉 健司
- 3: 向後 俊昭
- 2: 菅原 崇之
- B: 宮崎 浩之
- 招待女子2X_A(DISCOVERY)
- S: 太田 理絵
- B: 志津田 萌
- ジュニア4X+_A(鳴鳳)
- C: 山田 周司
- S: 石井 康貴
- 3: 野村 昌寛
- 2: 矢口 彰久
- B: 磯上 宙伸
- ジュニア4X+_B(珠龍)
- C: 市島 健吾
- S: 井口 祥太
- 3: 田中 秀瑠
- 2: 川上 哲平
- B: 長浜 和音
- 対校4X+(朱龍)
- C: 繁田 直樹
- S: 森田 明仁
- 3: 荒井 大輝
- 2: 木村 秀行
- B: 佐野 大樹
OBレース
OBレース 14:50 | ||||
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Lane | Crew | 300M | Rank | |
1 | 桐漕倶楽部 | 1’15″51 | 1 | |
2 | 開成艇遊会 | 1’18″12 | 2 |
招待女子ダブルスカル
招待ダブルスカル 15:00 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 浦和第一女子高校 | 2’06″36 | 4’09″90 | 1 |
2 | 筑波大学附属高校 | 2’08″09 | 4’19″1 | 2 |
附属と開成の大応援団の中、今年も一女戦は行われた。附属は二年生クルーだが相手は3 年生クルー、格上の相手にいかに対抗できるかが課題だった。また出艇前は緊張感が選手から痛いほど伝わり、リラックスした状態でレースに臨むことの大切さも感じる。結果は10 秒近く離されたが、次の世代への大いなる布石となった一戦になったと思う。このレースを経験し た彼女たちが後輩を導き、また自信の鍛錬も欠かさずにモーションに励むことが、地道ながら確実 な方法になるであろう。1 年を通して2 人がなかなかの実力をつけてきたこと、そしてまだまだ伸びしろがあることは確かなので、期待している。女子クルーから附属を盛り上げていくこと、そして来年度一女戦の久方ぶりの勝利を目指して、日々モーションに励んで欲しい。(斎藤) |
ジュニア4X+
ジュニア4X+ 15:20 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 筑波大学附属高校_A | 1’46″44 | 3’37″72 | 1 |
2 | 開成高校 | 1’56″05 | 3’48″16 | 3 |
3 | 筑波大学附属高校_B | 1’49″09 | 3’43″86 | 2 |
鳴鳳(Aクル―)午後になって風が強くなり、強めの順流のなかレースがスタートした。お花見レガッタでは開成とタイムで競っていたがあの時はOBの船曳がのっており、実際今回が鳴鳳クルーとして初の競争でありコーチとしても結果がまったく予想できなかった。しかし本番はスタートから他2艇を引き離し、一回も差されることなく1着でのゴールとなった。漕ぎに関してはけっしてうまくはなかったが3年生に有終の美を飾らせてあげたいという2年生の想いがかない、満足の行けるレースではあったと思う。対校は残念ながら負けてしまったがジュニアクルーは今回でプレッシャーの中で勝利することの喜びを感じ取ってくれただろう。2年生にはこの勝利をばねに次のインハイ予選に向けて、3年生は受験に向けて精進してもらいたい。(穂積) |
対校4X+
対校4X+ 15:40 | ||||
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Lane | Crew | 500M | 1000M | Rank |
1 | 開成高校 | 1’40″82 | 3’24″61 | 1 |
2 | 筑波大学附属高校 | 1’43″10 | 3’26″75 | 2 |
先週とはうって変わって荒れ模様の天気となった。たくさんの応援団も揃い、独特の雰囲気の中、選手たちも緊張しているように見えた。 スタートの号令がかかる。もともとそれほどスタートを得意としていなかったが、大きな失敗は無く滑りだす。しかし、開成はスパートを長めに取り、250mまでに1艇身半から2艇身ほど差をつけられてしまう。そこまではお花見レガッタと展開は変わらず、対校はミドルスパートで差を詰め始める。ただ、開成も2週間あれば変わる。ラストスパートで更に差を縮め半艇身まで迫るも、最後を詰め切れず、敗北となった。 最後の最後に、120回の乗る艇として初めて30秒を切った。もちろんベストタイムである。それだけに選手も出し切っていたようだった。震災以後の練習も充実していた。ただ、負けは負けである。いくらタイムが良かろうと、コンマ秒でも差をつけられれば勝敗は決する。そして何よりも対校戦が残酷なのは、「スパートをもう少し長くかければ…」などという、タラレバを言っても次はないという事だ。今年のレースの結果は1つの結果として歴史に刻まれてしまう。だがそれ以上に、勝つ喜び、負けた悔しさを各々胸に刻みつけて欲しいと思う。それらの価値をないがしろにしては何も得ることができない。そのような事を学べたのだとしたら、ただの勝敗以上の意味はあっただろうと思う。 120回生、お疲れ様。121回生は、特に対校に乗っていた二人にはこの日見せた悔し涙の分だけ、強くなってほしいと思う。(石塚) |