戸田だより1号
117回の石塚勇輝と申します。この度、広報幹事に就かせていただくことになりました。宜しくお願い致します。さて、この「戸田だより」ですが、今までの現場のコーチなどによる試合に対するコメントに加え、OBから見た試合の雰囲気、感じたことを書いていくものです。頻繁に試合に足を運んで頂いてる方にも、そうでない方にも、試合観戦の楽しさを一端でもお伝え出来ればと思います。今後は観戦にいらっしゃったOBOGのみなさんの声も掲載したいと思っておりますので、ご協力いただけたら幸いです。
6月17日に行われたインターハイ予選。新体制に変わってから最初の試合です。私が前に現役を見た時は彼らはまだ1年生でしたが、彼らも上級生となり、纏う雰囲気が少し変わったように感じました。新入生もたくさん入り、賑やかです。この日はエルゴの1000mトライアルの計測日だったようで、途中から皆口数が減っていましたが…。応援に来ていたOBは若手が中心でした。
レースを見ていて、現役の漕手達が皆着実に歩みを進めるために努力をしているのだろうな、ということを感じました。
後藤は現在唯一の上級生として後輩の手本になるべく、自分の漕ぎの進歩のために貪欲に、様々なことを吸収しようとしているようでした。
女子クォドに乗るのは、昨年までマネージャーを務め春から漕ぐことを再開した2年生と入部間もない1年生。自分が現役の頃の同じ時期には、6月にレースを漕げる状態になかったと思うので、感心するばかりでした。結果としてはどのクルーもインターハイまで進めませんでしたが、今度の試合も観に行くのが楽しみです。
その他、都立本所高校の「復活」、学習院がタイムを大幅に伸ばしてくるなど、コーチをしていた頃からも東京都内の勢力図が変化してきているのだな、と感じました。東京都での国体開催が近いために顧問の先生方や現役も運営に駆り出されていたのも、何か不思議な光景でした。
文章:石塚勇輝(117回)