附属端艇部通信34号

 広報担当幹事の117回生石塚勇輝です。8月も下旬になり、現役選手達の夏休みもそろそろ終わりを迎えようとしています。相変わらず暑い日が続きますが、皆様もいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回の記事では明日27日より31日まで行われます「強化練習」について、ヘッドコーチの柳沼から一言と、現役選手の意気込みをお伝えしたいと思います。

柳沼ヘッドコーチ(119回)

 今回夏休みに強化練習をやることとなったのは、まず一つ目の理由として例年の夏休みの練習が、他校と比べていまいち成果に欠けるものであったと考えたからです。一般的に他校はこの夏休みの期間に合宿を組んで実力をつけますが、それに対して附属はそのような合宿の機会は設けることができず、練習が冗長になりがちであったように思われます。

 また、あえて暑さの厳しいこの時期に強化練習期間を設けることで、逆境に打ち克てるタフな精神力をつけてもらいたい、というのが二つ目の理由です。辛く厳しい練習が、必ず試合の時に生きてくるはずです。

彦谷 健太(対校Aクルー 3番)

夏の間の練習は、普段学校に行っているときよりもトレーニング量が少ないので漕ぐのに必要なテクニックを身に付けたり、フォーム作りに専念することが出来た。また、何度か行った2000トラの結果もなかなかよく、これまでは充実した練習をすることが出来ていたと思う。その上で、強化期間中に心掛ける事はいくつかある。一つはトレーニングを怠らないことである。当然、対校クルーに乗ることはほぼ全てのモーションで艇を出すことを意味する。その場合、自然と陸トレは減ってしまう。その中で学校での昼休みなどを利用したトレーニングはもちろん、家での筋トレも欠かさないようにしなければならない。二つ目は、現状に満足しないということである。どんなエルゴや艇上でのメニューをする場合でも、次回、よりよくそれをこなすにはどうすべきかを考えながら行おうと思った。これらの二つの事を意識しながら、対校クルーとしての自覚を持った上で強化期間中の練習に望むことにした。

中村 凱人(ジュニアBクルー 2番)

 123回の中村凱人です。

 僕たちがこの端艇部に入部してから5ヵ月になろうかという2012年夏、いよいよ夏期強化練習期間がやってきました。新たなクルーで臨むこの期間をいかに充実させるかが、秋に控える大会でも大きく影響してくると感じます。

 僕がこの部活に入って身に付いたものは当然ながら身体的な要素だけではありません。仲間と支え合うこと、辛い練習でも共に乗り越えてゆくこと…そういったことも身体的な要素同様に大切だということを学びました。

 強化練習は独りでは乗り越えられないだろう。そのために必要なのはやはり仲間の存在だと思います。ボートは個々の漕ぎのみならず、クルー全体としての漕ぎや漕手同士のコミュニケーションが大切です。強化練習は新たなクルーで個々の技術を高めるためだけにあるわけではないということです。

 夏に流した汗は秋の喜びに変わるはずです。大会で満足のいく成績が残せるように頑張りたいです。

重藤 真人(ジュニアBクルー バウ)

 こんにちは。123回の重藤です。僕達1年生も入部してから、早くも4ヶ月ほどが経ちました。
入部当初はオールを動かすだけで精一杯だったのですが、今ではだんだんと自分の漕ぎの良し悪しが
意識できるようになってきました。

 さて、27日からの「夏季強化練習」では、男子は新クルーとなり、今までとは違った
新しい環境の下でのモーションとなります。慣れていない新しいメンバーでの練習では、
うまくいかないことも多々あると思いますが、声をかけあい、お互い切磋琢磨できるような
よい雰囲気を築けていけたらと思います。

 また、この5日間、毎日モーションができるというチャンスを最大限生かせるように、
モーションごとに毎回しっかりと目標を持って臨みたいと思います。そうすることで、この期間中により多くの自分の弱点を克服していきたいです。

 最後になりますが、僕はこのボート部で、すばらしい仲間に恵まれたと思っています。
時には競い合い、時には協力して精進していきますので、OB・OGの皆様、今後とも
応援よろしくお願いします。

※ポジション名は秋の試合(東日本新人戦、関東選抜大会)に向けたクルーのものになります。

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