附属端艇部通信35号

広報担当幹事の117回石塚勇輝です。10月になりだいぶ涼しくなって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 秋の大会シーズンがいよいよ近づいてきました。本年度は例年と異なり、10月21日に関東選抜都予選、10月28日に東日本新人戦と、別々に開催されることになっています。前者には対校クルー、後者にはジュニアクルーがでることとなります。(レース時間など、詳細は別記事にてお伝え致します。)

 この端艇部通信では2回にわけて各試合に出場するクルーとコーチのコメント、意気込みを紹介します。第一弾の今回は28日の東日本新人戦に出場する男子ジュニアクォド2艇についてお伝えします。

男子ジュニアクォドB(朱龍)担当コーチ 根岸潤(119回)

今年度からコーチを務めます119回の根岸潤です。

 現役の頃には自分がコーチになることなど想像もつきませんでした。現役時代には感覚に頼っていた部分を言葉にし、分かりやすく伝えることの難しさを痛感させられる日々ですが、限られた練習を最大限に生かし、対校クルーにプレッシャーをかけられるジュニアを育てることを目標に努力していく所存です。

 一年生が入部してから半年が経過し、最初はままならなかったトレーニングも十分にこなせるようになり、その成長には目を見張るものがあります。今年の一年生は先輩部員が少ないためクルー内に漕ぎの手本がいないことも多く、それが技術習得の妨げになるのではと心配しておりましたが、それは杞憂だったようで一年生同士切磋琢磨出来ているようです。

 今年のジュニアクルーは10月28日の東日本新人選手権に出漕する予定です。他校のジュニアクルーも出漕することが予想され、ここで勝利すれば彼らの大きな自信となるでしょう。 皆様の期待に応えられるよう努力してまいりますので今後とも応援よろしくお願いします。

男子ジュニアクォドB(朱龍)コックス 児玉翔太郎(123回)

こんにちは。今度の大会で朱龍のコックスを務めさせていただきます、123回の児玉です。

 初めてコックス席に座ったのは8月半ば。他の人が既に自分のかたちを見つけている中、自分は一からの再スタートとなりました。そこから数ヶ月が経ちましたが、果たして自分が艇の最後尾にいるのに相応しいかどうかは今でも不安に思っています。

 さて、今度の大会に向けてとのことですが、自分は試合時において最もコックスに必要とされるのは

 「クルー人員の士気を高め、実力を最大限引き出す」

 ことだと考えています。確かに自分は未熟者で、指示の正確性に欠けるかもしれない。しかし、中たらずと雖も遠からずと故事成語にあるように、真摯に自分の責務に取り組めば完璧とは言えずともそれに近いものは得られると信じています。

 まだ大会までは時間が残されています。一回一回のモーションで、いかにクルー全体を高い所に持っていくかをしっかりと考えながら指揮を取って行きたいと思います。

男子ジュニアクォドC(蒼鱗)担当コーチ 田村浩子(119回)

蒼鱗コーチの119回田村です。

 8月の強化練習を終え、1年生たちも逞しくなってまいりました。今年は関東選抜都予選の出場枠が限られてしまったことにより、蒼鱗クルーは10月末に行われる東日本新人選手権に照準を合わせ練習しております。全員1年生のクルーですが、この夏の練習を乗り切り体力、精神ともに成長したように思われます。自発的に陸トレに励み、乗艇中など、トレーニングにおいて互いに指摘しあい切磋琢磨する様に頼もしさが生じてきました。入部して半年、厳しい暑さの夏の練習を乗り越え成長した彼らが、今大会でベストを発揮してくれるものだと期待しております。

 ぜひ成長した現役をご覧ください。ご声援よろしくお願いいたします。

男子ジュニアクォドC(蒼鱗)バウ 中村慧(123回)

僕たちにとっては、二回目の公式レースです。以前よりも、進化しているであろう漕ぎを思いっきりぶつけられる場なので、とても楽しみです。レースで結果を残せるか残せないかはレースまでに、何ができたかで決まると思うので、さらに気を引き締め、練習をしていきたいです。クルーの弱点は、最後の最後まで踏ん張り続けることなので、今回のレースでは、足蹴りを強くし続ける、漕ぎを合わせ続けるということを意識したいと思います。結果を出すためにしなければならないことはいくらでもありますが、結果だけでなく、次につながる何かをつかむということも大事だと思います。そのためには、全力で、強い気持ちで臨むしかないと思います。そういうような気持ちの面で、自分たちに「限界」という甘えを与えず、常に「挑戦」するんだ、今できる最高の漕ぎをするんだ、という強い気持ちで僕たち蒼鱗クルーはレースに挑みます。

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