附属端艇部通信40号

4年ぶりの開成レースの勝利から、早くも1ヶ月が経ちました。3年生が卒業し、2年生を中心とした新たな体制が始まっており、6月15日にはインハイ予選が行われます。

今回の端艇部通信では、新たにヘッドコーチに就任した120回の繁田君の意気込みをお届けします。

新ヘッドコーチ 繁田直樹

今年度ヘッドコーチに就任しました、120回の繁田直樹です。

ヘッドコーチとなってからはもう1ヵ月半が経過し、はじめは戸惑うことばかりであった部の運営も、最近は少し慣れるようになってきました。そのためか、ようやくですが以前より細かく部員一人一人に注目し、どうすれば漕ぎが上達するか、どうすれば体力を増強させられるか、を真剣に考えられる余裕が出てきたように思えます。

ヘッドコーチの一番の仕事は、はっきりとしたビジョンを持ちそれをスタッフと現役に示し続けることだと考えます。それがなければスタッフも現役も進むべき道をすぐに失ってしまうからです。そのため、最近は特にこの1年間どのような結果を残したいか、どのような指導をしていきたいか、どのように部としてチーム全体を強くしていきたいかの大まかな方針についてよく考えるようにしています。

部の目標としてはまずは開成レースでの勝利。ただ、今年度はそれだけにとどまることなく、3年ぶりの東京都制覇と関東選抜決勝進出、学習院戦・開成レースの両対校戦制覇(実はこれは6年間達成されていません)と、目指すべき点を高く持ちたいと思っています。

もちろん、この高い目標を達成するためには、普段の練習における確実な指導が求められます。それを現実のものにするためには、私が常に成長し続けなければいけません。

最近では日本ボート協会主催のトレーニング講習会に参加させてもらいました。大学ボート界の指導者を主な対象とした講座でしたが、本格的な知識を学ぶ良い機会となりました。また、漕ぎの指導においても、日本ボート協会などが発行する資料や書籍、さらには外国の本格的な資料など様々な文献を探しては、指導の参考にしています。これらを用いて日々自分の指導が改良されていくのが、最近は本当に楽しみです。

開成レースまでは10ヶ月以上あり、これからできることはまだ沢山あります。今後の自分の努力次第ではこの部活はもっと楽しくなる、そう考えるとヘッドコーチという仕事は、責任は重大ながら、本当にやりがいのある役職なのだな、と改めて今そう感じております。

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