H27年度 関東高等学校選抜ボート大会

2015/10/31,11/1
相模湖ボートコース

10月31(土),11月1日(日)に行われた関東選抜大会に以下のクルーが出漕しました。
女子ダブルは敗者復活戦に回りましたが、強豪校を相手に予選敗退、男子クォドルプルは準決勝進出を果たしたものの、惜しくも力及ばず、クォドとして5年ぶりの決勝進出はなりませんでした。

以下、レース結果及びコーチによる講評です。

男子4X+
C: 増田 裕樹
S: 杉村 虎祐
3: 福田 稔樹
2: 能 泰雅
B: 藤田 穣圭
女子2X
S: 竹原 由希子
B: 水口 璃音

女子2X

女子2X No.9 予選 B 9:50
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 筑波大学附属高校 2’06″99 4’22″86 4
2 富士河口湖高校_A 2’03″69 4’16″01 2
3 国府台高校 2’05″10 4’17″17 3
4 南稜高校 1’57″53 4’04″61 1
5 吉田高校 2’08″22 4’24″16 5
空はどんよりと重く、空気は冷たかった。流れも風も軽く逆。
スタートは低レートで勢いがなく他艇に出遅れる。練習時から勢いに乗れるスタート成功率から考えても普段通りと言えば普段通り。それを承知の上で入れた第2Qのスパートのはずだがこちらからはスパートなのかも分からないほどで差も変わらない。その後もミドル、ラストスパートをかけるも、レートが伸びにあまり繋がっていない附属より他艇のスパートが勝っていて差は広まる一方。
終始低レートに思えたが、ストロークコーチは32を表示し、レートを上げたくても抑えなければという困惑状態が続いていたという。本人たちはムービーを見て、なんだこんなに近くにいたのと驚いていたが、そもそも競漕が出来なかったことが最大の反省点。(室岡)

 

男子4X+

男子4X+ No.11 予選 B 10:10
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 富士北陵高校 1’53″56 3’54″86 5
2 越ヶ谷高校 1’38″74 3’25″83 1
3 慶應義塾高校 1’41″62 3’26″99 2
4 佐野高校_B 2’13″45 4’27″71 6
5 筑波大学附属高校 1’45″53 3’39″64 4
6 浦和高校 1’45″77 3’37″12 3

女子2X

女子2X No.29 敗者復活 B 14:50
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 富士河口湖高校_B 2’12″62 4’31″87 4
2 八潮高校 2’07″35 4’17″29 2
3 舘林女子高校_A 2’07″07 4’17″10 1
4 舘林女子高校_B 2’10″16 4’21″92 3
5 筑波大学附属高校 2’14″97 4’35″91 5
やや逆流に冷たい逆風が強まる中、敗者復活戦はスタートした。
午前に引き続きスタートでは先を許し、直後6レーン側に蛇行、なかなか戻れず何度か審判艇から注意を受ける。よって漕ぎに集中出来ないから艇も伸びず他艇に引き離される。ようやく蛇行を修正した後もなかなか漕ぎを立て直せない。
最後は準決勝を懸けた2位争いのラストスパートによってさらに離されフィニッシュ。
午前のトラウマに、2位までに入れなければ後がないというプレッシャーが重なってか、横を見てしまうなど午前以上に集中力を失っていた。
今回のレースは午前も午後も、いつものように合わないしレンジも短く舞い上がる。練習の漕ぎの綺麗さや伸びを見ているだけに悔しいし、本人たちにとってももどかしいレースになってしまった。しかしそれ以前に、精神力の弱さ、他艇と比べて前に進もうとする意気の欠如が最大の問題として浮き彫りになり、練習の方針を示唆してくれた。(室岡)

男子4x+

男子4X+ No.30 敗者復活戦 A 15:00
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 佐野東高校 1’56″69 3’55″93 5
2 浦和商業高校 1’51″72 3’47″63 3
3 早稲田大学高等学院 1’43″57 3’35″28 1
4 筑波大学附属高校 1’45″82 3’37″09 2
5 富士北陵校高校 1’54″03 3’55″00 4
6 佐野高校_B 2’12″62 4’48″60 6
男子4X+ No.44 準決勝 A 10:20
Lane Crew 500M 1000M Rank
1 浦和高校 1’42″91 3’30″61 5
2 慶應義塾志木高校 1’39″30 3’22″93 3
3 潮来高校 1’37″27 3’19″99 1
4 小松川高校 1’38″33 3’22″38 2
5 筑波大学附属高校 1’41″36 3’25″07 4
6 富士河口湖高校_A 1’44″86 3’33″85 6

試合前選手は前日より落ち着いており、また直前練習も良い内容で準決勝を迎える事ができた。

ミスなくスタートを決め、横一直線でのスタートとなる。スパートに入り、先頭集団に食らいついていくも、一本の伸びの差から250m地点でわずかに3艇に出られてしまう。第二クオーターで3位との艇差を保ちながら漕ぎを整え、第三クオーターに入る時、4人で同じ水を強く押すことができる。そのまま差し切れるかというところであったが、3位の慶應志木の粘りと、さらに附属に最後漕ぎの荒さが出てしまい、差しきれずにゴール。4位となり、準決勝敗退となった。

もう一つの組み合わせに入っていれば、決勝に進出できたのではないか。
たらればを言っても仕方がないがそういった想像をしてしまう。
では決勝に残れた時にこの125回は全国に出場することができたであろうか。難しかったのではないかと自分は考える。

今回の対校は体力的な点で非常に優れており、また本人たちも全国を目標にしていた。しかしエルゴの20分漕はこの対校をもってしてもトップの3校にはクルー平均で100m及ばず、全国の壁というものを痛感する結果となった。
技術もさることながら、体力という課題が明確に残った。

試合後彼らは涙を流していた。
125回の成果として、準決勝に進出することができたことは大いに評価するべきところなのではあるが、練習時の彼らの思い入れが強かっただけに、その先に繋がらなかったことに悔しさが残る。

ここから長い冬が始まる。開成レースの勝利に向け、自分たちに何が足りないのか再度考え直し、今できることを着々と積み重ねていきたい。(川上)

 

ご声援、ありがとうございました。

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