やや逆流の中レースを迎えた。本人はやや緊張した面持ちだ。

アップの感触は良いと言っていたが、シングルスカルでの初レースということもあってか少し力みが感じられた。

スタートがうまく決まったこともあり、セカンドクォーターあたりまでは良いレース展開ができていた。相手に先行されるも離されないようしっかりついていく。

しかし、後半から徐々にスピードが落ちてしまった。漕ぎに焦りが見え始めた。差は開く一方で縮まらず、そのまま2位でフィニッシュ。

課題としていた後半の漕ぎの乱れや、それに伴う艇速の落ちが露呈した。前半は良い漕ぎができていただけにこの結果は残念であるが、インターハイ都予選に向けて良い刺激となったようだ。(中村）

　高橋にとっては3月の全国選抜以来のシングルでのレースでした。

　スタートスパートではブレードワークにやや乱れがあり、東京選抜に遅れをとります。第1、第2クォーターのコンスタントは余裕を持って漕ぐことができており、半艇身ほどの差で500mを通過しました。500m過ぎにミドルスパートを入れますが、並びかけた瞬間に東京選抜もスパートをかけて逆に離されてしまいます。ラストスパートで追い上げにかかるも漕ぎは乱れ、中央大杉並にも差され、3着でゴールしました。

　附属端艇部として2010年以来の関東ブロック出場は叶いませんでした。（石川）